昨年末に4Kテレビの話題に触れたときに、我が家のリビングのテレビが、数年前から中心部分がまともに映らない状態であることをバラしてしまったわけですが、さすがにこのままの状態でいつまでもいるわけにもいかず、ついに入れ替えることにしました。消費税も10月から上がりますしね。
新しいテレビは、SONYのBRAVIA KJ-55X9500G(以下X9500G)に決めました。今年6月に登場したばかりの、BS 4K放送受信に対応した製品です。BRAVIAのラインナップは結構複雑でわかりにくいんですが、BS 4Kチューナー内蔵の液晶テレビでは、現時点で最上級のクラスになります。
これまで使っていたプラズマテレビ・VIERA TH-42PZ800(以下PZ800)は、自発光式ディスプレイならではの「深い黒」が強みだったのですが、X9500GはLEDのバックライトを数多くのエリアに分割し、映像の暗い部分はバックライトを暗くしてしまう「直下型LED部分駆動」という手法で、豊かな明暗表現の手段を確保しています。映画好きのワタシとしては、ここはこだわりたかったところです。
超狭額縁のテレビ画面が浮いているように見えるスタンドのデザインも結構好きで、これが機種選びに影響したことも否定できません。もちろん、見た目よりも中身の方がより重要なわけで、いろいろ情報を集めて、機能・性能面で満足が得られそうだという確信を持った上で選んでいます。ひと言ではとても言い表せないので、これから少しずつ紹介していくことになりそうです。
ちょうど配達日は私にどうしても外せない用事が入ってしまい、妻たちに設置の立ち会いは任せてしまいました。業者の皆さんの設置技術を信用していないわけではないのですが、立ち会って自分で中身までわかっていないと、どうも不安になってしまいます。
後で状況を確認してみたところ、ブルーレイレコーダーが側面のHDMI1端子に接続されていました。ケーブルの長さが足りず、ここにつなぐために業者の皆さんは四苦八苦されていたようですが、側面のHDMI端子は、デジカメやビデオカメラ等を一時的に接続することが念頭にあるもの。レコーダーなど常時つないでおくデバイスは背面にあるHDMI2/3/4端子につなげば良かったわけで、これならケーブルの長さも十分足ります。スタンド裏側のケーブル通しも使われていませんでしたし、申し訳ありませんが設置に対する評価は「イマイチ」とさせていただきましょう。
これまで使っていたテレビは、家電リサイクルで引き取られていったわけですが、見送る娘が悲しそうにしていたそうです。彼女が1歳の時に買ったテレビですから、彼女にとっては「リビングのテレビ」と言えばずっとアレだったわけで、愛着があるのもわかる気がします。
そう考えてみると、PZ800は11年近く我が家のメインテレビとして働いてくれたわけで、そろそろお疲れさま…ということで良かったのでしょうね。
42型だったテレビが55型になったわけで、画面はかなり大きくなりました。サイズにして約1.3倍、面積では約1.7倍になっていることになります。しかし、額縁が1cmもない超狭額縁設計のため、全体のサイズはそれ程大きくなっていません。幅は10cmほど広いだけ。元のテレビ台の上に十分収まります。
高さも5cmほど高くなっただけで、画面の大きさの差にしては優秀なのですが、ただ、この5cmがテレビの向こうにあるキッチンからリビングへの見通しに結構影響します。妻にはかなり気になっているポイントのようですが、テレビ台を低くするくらいしか解決方法はなく、できれば慣れてほしいところです。
実は、機種選びよりも「49型か、55型か」で妻と議論になりました。彼女は55型では大きすぎると思っていたようです。ただ、49型だとX9500Gは42型のPZ800とほぼ同じ横幅で、高さに至っては低くなります。画面自体は大きくなるものの、新しく買い換えるテレビが小さくなるのは満足感に影響するのでは?と思っていた私が、結局55型で押し切った形になりました。
置いてみた感覚だと、55型でも思ったより大きさを感じません。49型だと、私には不満が残ったかも知れませんね。
とりあえず、BS 4K放送を見てみましたが、確かに映像は精細感があってキレイです。面白いのが、3Dメガネなどを使っているわけではないのに、 うまくハマると立体感を認知できているような気がすること。解像度向上の影響で、映像を実物と錯覚しているのでしょうか。
しかし、従来のフルハイビジョン(2K)放送も、意外に見劣りしません。いわゆる超解像技術の効果なのでしょうか。特にアニメの画像はシャープな描写に見えます。バックライト部分駆動によるコントラスト強調も効いているかも知れません。
まだ使い始めたばかりということで、多彩な機能は全然使い切れていません。 追々、試してみましょう。
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