6月からずっと取り組んでいた、我が家の新倉庫づくり。あとは外壁と屋根、いちばん外側を覆うだけ…というところまで来ました。もちろん、家財道具を様々な環境変化から守るためには、ココが大事な作業です。どちらから始めるかはかなり迷ったのですが、まずは外壁から始めました。
外壁に使う資材、施工方法にもいろいろありますが、おそらくいちばん安価なのが、スギの野地板を使う方法。張り方は、板を横向きに、下から順番に少しずつ重ねて張っていく、いわゆる「下見張り」で行くことにしました。板同士の合わせ目が下を向きますから、雨には強い張り方だと思います。
最初に、最下段に細い角材を打ち付けます。野地板を割いて作っても良いのですが、たまたま戸当り用に準備した胴縁(どうぶち;18×45mm)が残っていたので、ここではそれを使っています。
この角材に下端を合わせて、最初の1段になる野地板を、水平を確認しながら50mmの丸釘で打ち付けます。
1段目の板の上端3cmほどを重ねて、次の段の板を打ち付けていきます。このときにちょっとした治具を作っておくと便利です。こんなL型の形状に合板を切り取っておきます。
治具の凹みを板の下端に引っ掛けて、治具の上端に次の板を載せていけば、板同士の間隔が均一になる…というしかけ。2人以上で作業するときには、同じものを持って同時に位置を決めて釘を打っていくと非常に作業が速いです。ひとりでやる場合は、最初に中央あたりの1箇所を位置決めして軽めに打ち込んでおき、次に両端の位置を決めて…と作業していけば何とかなります。
釘は、板の合わせ目のすぐ上あたりに打っていきます(最下段の場合は、最初に下に打ち付けた角材のすぐ上あたり)。釘を打ち込むのを上下方向には1箇所だけにしておくことで、木が反ったり縮んだりしていったときに割れるのを防ぐのだそうです。また、上下の板と重なっていない位置に打っておけば、劣化したときに交換するのも容易です。このあたりは先人の知恵ですね。
釘を打ち込む位置は、壁の何処でも良いわけでなく、壁枠が通っている場所でないと釘が効きません。防水シートの上に、壁枠が通っている位置をあらかじめ墨入れしておくとスムーズです。
まずは東側の外壁から始めて、全体を張り終わりました。遠目に見ると、まるでもう完成したかのように見えるので、帰宅したときにはなかなか気持ちイイです(笑)。
続けて、北側の階段の外側になる部分の外壁も張り終えました。階段に沿って凸凹が多い形状なので、切り欠きになる部分は、あらかじめだいたいの寸法はわかっているものの、現物合わせで位置を決め、ジグソーを使って切り抜いています。東側の扉上端部分なども、同様にジグソーで切り抜いてから打ち付けました。
ここで、どうしても先にやっておかなくてはならない作業があるので、外壁張りはちょっとひと段落。賢明な方はもうおわかりですね。続きはまた回を改めて。
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