我が家の新倉庫づくり、階段の外側の壁は張り終わりましたが、ここでどうしてもやっておかなくてはならないことがあります。階段に、踏み板を取り付ける作業です。
現在の階段部分は、2×4材の枠組の間に構造用合板を渡し、その上にアスファルトのルーフィングを被せた状態になっています。既に、実際にこの「階段状の壁」を使って屋根まで上がることもできるのですが、上り下りしてみると微妙にたわむのがわかり、実用にはちょっと不安があります。
この階段は単なる倉庫の飾りではなく、屋根の上に載せるデッキへのアクセスになる、重要な「野望への階段」。 やっぱり、しっかりした厚板の踏み板を付けたいところです。
外壁用のスギの野地板と一緒に、長さ4mのスギの破風板(30×240mm)を2本購入しました。我が家の母屋の階段も厚さ30mmの板材です。このくらいあれば強度は十分でしょう。
そのままでは持ち帰るのがタイヘンなので、階段に使うための長さ650mmに刻んでもらいました。全部で12枚の踏み板用材が出来上がりました。
コレをそのまま載せてしまえば良いのでしょうけど、それも芸がありません。階段の踏み板らしくしよう…ということで、これも自宅の階段をお手本に、トリマーを使って溝を彫りました。幅6mm、深さは2mmほどのものを2本。十分滑り止めの機能を果たしてくれるはずです。もっとも、土足で登ろうとすると、溝が必要かどうかは微妙ですが。
12枚中の11枚を「踏み板」仕様にしました。そのままにしておいた1枚も合わせて、全てに使い道があります。
踏み板を下から順に1枚ずつ、階段の段に載せていきます。上にさらに野地板の切れ端と重量ブロックが載せてありますが、これには理由があって→
裏側から固定するときに動いてしまうと困るから。38mmのコーススレッド6本で留めました。表側には一切ネジ類が見えないことになります。
7段の階段に1枚ずつ、そして最上段の踊り場には溝を切っていない板と合わせて2枚を載せて固定しました。踏み板同士の間にある縦壁には、17cm幅に細くした野地板を釘打ち。これで倉庫の階段部分は出来上がりです。
横から見ると、踏み板がそれぞれの段から少しせり出しているのがわかります。各段が幅600mm×奥行き200mmで作ってあったところに、650mm×240mmの踏み板を載せていますから、当然こうなります。大抵の階段はこんな風に、それぞれの踏み板が少しずつ重なった造りになっていて、それに倣ったものです。この方が登りやすい…ということらしいですね。
とはいえ、現在の階段の1段目は高さ80cmのところにあるので、現状では脚立などを使ってたどり着く必要があり、登りやすさ以前の状態。そのままでは不便ですから、これをちゃんと使えるようにするために、残り3枚の踏み板を使います。せっかくなのでタダの踏み台にはしたくありません。ただ今設計検討中です。
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