8月末に、我が家のリビングのテレビは新しくなったのですが、その後庭の倉庫づくりにかまけていたりして、全然レポートができていませんでした。もちろん、大幅に大型化した画面で、しかも真ん中に妙なラインなんて入らない画が楽しめる生活を、日々満喫しております。
BS/CS 4K放送チューナーを内蔵しているのが売りの一つで、もちろんキレイな画面は実感しているのですが、もう半年近く経つのに、このチューナーで受信して視聴したものと言えば、ラグビーワールドカップと即位礼正殿の儀の中継くらい。BSデジタル放送が始まったときもそうでしたが、NHKの番組のクオリティと比べると、民放が全然追いついていません。まあ、時間が解決していく面もあるでしょうし、4Kのコンテンツは他にもいろいろありますし。
…というのはともかく、テレビを新調したときに気になっていたポイントの一つが、周りの機器たちとウマくやっていけるだろうか?ということでした。
「たち」とは言ってみたものの、新しいテレビ・BRAVIA KJ-55X9500Gにつながっている機器は、現状ではもともとあったブルーレイレコーダー、DIGA DMR-BWT550だけとなっています。外付けハードディスクの中にある番組の救出はまだ実現していませんが、内蔵ハードディスクはまだ元気で、現役で働いてもらっています。
前のテレビ・VIERA TH-42PZ800には「ビエラリンク」という機能があり、電源投入が連動したり、テレビのリモコンでレコーダーを操作したり、逆にレコーダー用のリモコンでテレビを操作したり…ということができました。
テレビが替わって、ソニーとパナソニック…という、いかにも仲が悪そうな組み合わせとなりました。 もっとも、そんなイメージを持ってしまうのは、この両社が様々な分野で長年ライバル関係を続けてきたからなのでしょうけど、実際、メーカーが異なる機器同士では、こうした機器間の連携は難しいと思われがちです。しかし、ダメ元で試してみると、案外そうでもありません。
X9500Gに限らず、ソニーのブラビアシリーズには「ブラビアリンク」という機能があります。これは、HDMIケーブルでつながった他の機器…例えばブルーレイレコーダーやプレーヤー、あるいはホームシアターなどを、テレビから集中制御するものです。
対応するのは基本的にソニー製の機器…ということになってはいるわけですが、実際にはこれはHDMI CEC(Consumer Electronics Control)という、HDMIの規格として定められた機能を使ったものです。つまり、HDMI CECでコントロールされることを前提に作られた機器なら、他社製のものでも動く可能性は十分にあります。もちろん、ビエラリンクもHDMI CECで実現されているものです。
実際に、ブラビアリンクの設定で、コントロール先の機器としてBWT550を割り当てることができます。名前は「レコーダー2」(HDMI 2端子に接続したからだと思いますが)と何とも冴えない表示ではありますが、認識されることが大事です。
X9500Gのリモコンのいちばん下の方には、再生・早送り/早戻し、停止などの、いかにもレコーダーやプレーヤー向けに用意されたボタンがあります。X9500G自身も、ハードディスクを接続することでレコーダー機能を持つようになりますから、ボタンがあること自体は自然なのですが、現在はハードディスクをつないでいないので、本来なら役目がない状態です。
しかし、これらのボタンは、BWT550で録画した番組を見ているときには、コントロールのために使うことができます。「録画リスト」ボタンに至っては、テレビ放送を見ているときでもこのボタン一つでBWT550を起動させ、外部入力をHDMI 2に切り替えて録画番組一覧を表示する…という一連の作業をきっちりこなします。中央あたりにある「レコーダーホーム」も、メインメニューを開くことができます。
また、BWT550での再生中に、右下に操作を追加するナビゲーションメニューを表示することができますが、このときに表示されている各方向ボタンの操作は、X9500Gの方向ボタンでも可能になります。残念ながらX9500Gには「サブメニュー」に相当するボタンがないので、このナビゲーションを呼び出すこと自体ができないのですが。
自動での電源投入は成功したり失敗したりなのですが、レコーダー側の電源さえonになれば、あとは意外に連動してくれる…という印象を持っています。とはいえ、ときどきウマく動作しなかったりして、ストレスの要因になることも結構あります。 やはりいちばんウマく動作するのはソニー製の機器同士ということなのでしょうね。
つい先日登場したばかりのソニー製BS/CS 4K放送チューナー内蔵ブルーレイレコーダーは、結構評判が良いようですね。BWT550ももう購入してから5年以上経ち、そろそろハードディスクの寿命が近いのでは?という不安を持っています。いざという時には、コレは買い換えの有力候補のひとつにはなるでしょう。
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