日曜日に今年一年を総括してしまいましたが、倉庫づくりの作業は、実はこれからの年末年始が頑張りどころだったりします。基本的に「(おカネをもらう仕事の)休業日のみ営業」が、SSK工務店のスタイルですからね。これだけまとまって休みがあるのは貴重です。
特に、今年は曜日の関係で9連休になっています。この時期特有の諸々の雑事は当然私にも振られてくるのでドタバタするのですが、そんな中でも、少しでも先に進んでおきたいところです。
先週からの続きで、まずは階段の手すりの取り付けから始めるつもりだったんですが、その前にちょっとひと仕事。階段のいちばん上、踊り場に2×4材を打ち付けてデッキのようにしました。
これまでは、踏み板と同じ板を2枚取り付けてあったんですが、さすがに狭すぎて、乗ると生命の危険を感じてしまうくらいだったんですよね。 1.5倍くらいの面積になって、ずいぶん感覚が変わりました。とはいえ、柵を取り付けるまではやっぱり怖いのですが。
続けて、いよいよ手すりの取り付けに入ります。まずは、手すりの支柱を4本、2×4材から切り出して踏み板と桁にコーススレッドで固定します。もちろん、水準器を使って鉛直をしっかり出しておきます。
本来は傾斜1:1で作ってあるはずなのに、同じ長さを測り45度の角度で切った線がピタリと直線上に合いません。どうやら、桁をボルト止めするときに、微妙に角度が緩めになっていたようです。ここは現物合わせで切り取ることにしました。まずは細い角材を角度を合わせて仮留めします。
次に、この角材に沿って支柱を斜めに切り落としていきます。丸ノコでは一発で切り取れず、ジグソーでも取り回しがかなり難しいので、ここは手鋸で切り落とすことに。四面に墨を入れておき、斜めになる面から順番に切れ目を入れておいてから始めれば、何とかなります。
この上に、同じく2×4材の手すりを取り付けていきます。まずは、斜めに切り落とした面の側から、この面に垂直に(つまり材の繊維方向に対して斜めに)下穴を貫通させます。
そして、穴を空けた反対側、下の方からコーススレッドをねじ込んで手すりを固定していきます。
このように取り付けることで、手すりの上からはネジ頭が全く見えないように作ることができます。手が引っかかったりすることがなくなるのでウレシイですよね。…と偉そうに言ってはみましたが、これは母屋の階段の作りを真似しただけだったりします。手すりには、手触りが滑らかになるようにサンドペーパーを掛けておきました。
階段に登っていくための踏み段も作りました。2×6材のフレームの下に空気入りのゴムタイヤが付いたキャスターをボルトで取り付けて、その上には階段と同じ踏み板を3段分取り付けてあります。
最下段は、フレームの上に直に踏み板を取り付ける設計なのですが、ボルトを購入するときに長さを間違えてしまい、板から微妙に飛び出した状態になってしまいました。これでは踏み板を密着させられません。
そこで、ボルトが飛び出している位置を確認して踏み板の裏側に印を付けておき、4mmほどトリマーで切削して、何とか留められるようにしました。
これで、脚立を使わなくても階段から屋根の上に上がれるようになりました。とはいえ、その先のモノが全然出来上がっていないので、現時点ではあまり使い道がない…という話もあるのですが。
妻に見せたら喜んでくれましたが、「デッキから渡れるようにすれば良かったのに」との指摘が。120cm×70~80cm、高さ60cmくらいの小さなデッキをひとつ作れば、母屋のデッキからちょうどいい感じに階段に登れそうです。踏み段同様にキャスターで転がせるようにしておけば、庭で作業台やテーブルとしても使えそうですね。
そういえば、この「渡りデッキ案」、以前も妻から言われたことがあるのですが、そのときは「作るのが難しそうだな」と思い却下していました。しかし、改めて考えてみると、自分のスキルが上がったこともあるのでしょうけど、それ程ハードルが高いようには感じません。もしかするとこの踏み段より簡単かも。作ってみるか?
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