明日は節分。「冬」最後の週末です。先週に続いて、薪割りの作業も進めていますが、他にもこの時期にやっておきたい…というより、この時期にしかできないことがいくつかあります。例えば庭木の剪定です。
まずは、倉庫のすぐ脇にあるエルダーフラワーの木から。この時期は、葉をほとんど落としてしまいます。残されたのは、大量の細い枝。そのほとんどは、去年の夏に伸びたものです。
そのままにしておくと、春になればそれぞれの枝からまた細い枝が伸びて、葉が出てきて…ということになり、枝がグチャグチャに入り組んでしまい収拾が付かなくなってしまいます。去年は今ひとつ思い切れずに、結果的にはまさにそんな風になってしまったのですが、今年は二の轍を踏まないようにしなくてはなりません。
この木は、倉庫の屋根を越えるくらいの大きな、太い幹の木に育ってほしいと考えています。ここで、5本ほどの幹になる候補を残して、 残りの細い枝は思い切ってすべて切り落としておきます。 栄養分の「選択と集中」です。シマトネリコのように、大きくなってくれるでしょうか。
太さ1cm未満の細い枝が大量に出てきたわけですが、これは20~30cm程度の長さに刻んでおきました。結構中身がスカスカですから、さすがに薪に…とまでは行きませんが、焚き付けくらいには使えるのではないかな?と思っているところです。
次は店の前に植えたシマトネリコ。樹高は5mほどになり、すっかり「庭木」らしいたたずまいを見せています。しかし、これ以上大きくなってしまうと自分では手入れできなくなってしまいます。脚立を立てて、鋸と高枝切り鋏で形を整えます。
シマトネリコは常緑樹ですから、エルダーフラワーのように丸坊主にしてしまうわけには行かないのですが、それでも店の軒の高さ辺りを目安に、思い切ってバッサリと切り落としました。ずいぶん葉が少なくなってしまったようにも見えますが、これでも春になればまた元気に伸び始めるはずです。実績はありますからね。
軒の高さまでにこだわるのは、脚立で作業できる限界という話もあるのですが、それ以上に重要なのが、店の上に載っている太陽電池パネルにちゃんと日を当てるため。しっかり発電してもらわないと元が取れませんからね。見た目や作業の大変さはもちろん、ここはおカネの関わる大事な作業になります。
切った枝が、大量に駐車場に積み上がりました。これを片付けるのもひと苦労です。小指程度より太い枝は、エルダーフラワーと同様に薪ストーブで燃やすために刻もうと思っています。
この時期に剪定してはいけない木もあります。ミモザアカシアの枝には、今年もたくさんの花芽が付きました。来月には、黄色い花を咲かせて、楽しませてもらえそうです。もちろん、こんな時期に枝を切るわけにはいきません。
ただ、ミモザアカシアについては花芽はたくさん付いているものの、樹形のバランスは最悪。下半分が元気なのと比べると、上はすっかり痩せ細ってしまいました。春に剪定したときに、思い切って切りきれなかったのかな?と反省しています。今年は、もっとウマく切ってリベンジしましょう。
ユーカリもかなり背が伸びてきましたが、こちらも剪定はまだちょっと早いですね。去年は、本来なら適期ではない夏にやむを得ず先端を切り落としたのですが、幹がかなり太って、強風が吹き付けても踏ん張ってくれるようになってきました。3月になったら、形を整えていきましょう。
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