4月も半ばを過ぎました。新型コロナウイルス禍が、相変わらず巷を分厚く覆っています。ウチの職場でも、いよいよ在宅勤務を導入し、出勤人数を減らす(ゼロにするわけにも行かず)方向で検討に入ったようです。とはいえ、職場のメールは職場内のLANからしか読めませんし、そもそもインターネットを経由して情報を共有することが全く想定されていない業務システムだったので、本当に在宅勤務が機能するのか、正直なところ不安たっぷりです。
在宅勤務が導入されるとすると、基本的には自前のパソコンで対応することになりそうで、自宅での業務を支えるためのパソコン環境が重要になってきます。もちろん、SSK Worldとしてはそこは以前から大いにこだわって整備してきたところで、十分対応できると考えているのですが、最近そこにちょっと綻びが発生していることが気になっていました。
パソコンはいろいろなパーツが組み合わせられて機能するもので、どのパーツもそれぞれに大事なのですが、パソコンに意思を伝えるキーボードとマウスにはかなり力を入れています。私はもう10年近く前から(途中ブランクもありましたが)、ロジクールのM705「マラソンマウス」を使い続けていました。手の延長線としてスムーズに操作できる、上質なマウスです。
しかし、先月末くらいから、左右のクリックボタンを押す度に「キィ」ときしむような音が出るようになってしまいました。これではさすがに快適とは言いがたいところです。毎日酷使しているモノですし、お疲れさまでした…ということではないかな?と思います。
代わりのマウスをどうするか、いろいろ検討してみましたが、結局同じロジクールのMX Master 3を買ってしまおう!というところに落ち着きました。100円ショップのダイソーでもワイヤレスマウスが売られる時代に、どうしてマウスに13,500円も出すの?と思われる方もあるかも知れません。しかし、やっぱりそれに見合うだけの価値はあるものだと思います。
「MX」といえば、ロジクールがこだわりのデザインと最先端の技術を投入する最上級製品に冠されるブランドで、私はM705よりも前にMX1000 Laser Cordless Mouse、MX Revolutionの2機種を使っていたことがあります。どちらも、手に吸い付くようなエルゴノミックデザイン、意欲的な新しい操作系が印象に残っているマウスです。
10年以上前の当時は、時代をちょっと先取りしすぎた?と思う部分もあったのですが、技術が熟成され、周辺のハードウェアやソフトウェアの側でサポートが進んできたことで、現行モデルのMX Master 3はバランスの良い製品に仕上がっているようです。久しぶりに、MXのプレミアムな世界に戻ってみることにしました。
MX Master 3と合わせて、収納するための専用ケースも購入しました。デスクトップで作業を終わる度に収納するほど神経質な使い方はしないと思いますが、せっかくの超高級マウスですから、持ち歩いて出先でも使ってみようかな?と考えています。MX Master 3には、複数台の端末と組み合わせて使うことを想定した面白い機能も装備されています。試してみたいところです。
商品は例によってAmazon.co.jpで注文。翌日には我が家に届きました。製品の写真があしらわれた箱の中には、「MX」と大きく書かれた真っ黒な箱が入っています。マット調の素地に光沢の文字…というのは、高級感を演出する最近の製品によくあるパターンではあります。
この黒い箱を開けると、中にMX Master 3の本体とUSBポートに差し込むUnifyingレシーバーが入っています。内部の緩衝材も含めてパッケージはすべて紙製。「高級感に欠ける」なんてコメントをしているレビュー記事も見かけましたが、むしろ石油製品の使用を削減して環境に配慮した良いパッケージともいえます。
環境への配慮といえば、外箱に「FSC」と書かれたマークがついているのがポイント。これは、「持続的な森林経営に配慮している」と認証された森林から切り出された木を使って作られた製品(この場合はパッケージの紙ですね)であることを示しています。
パッケージの内容物は、マウス本体とレシーバーの他には充電用のケーブル、そして保証書と最低限の注意事項だけと、至ってシンプル。廃棄する際の内蔵充電池の外し方の説明も入っています。これまた環境への配慮ですね。
ケースの外観 レシーバーも入ります ピッタリ収まります
一緒に購入したケースは純正品ではないのですが、MX Master 3専用に作られているだけあって、測ったようにピッタリと収まります。Unifyingレシーバーを収めるスペースもあります。外側は思っていたよりも固い一方で、内側はクッションが効いていて、衝撃からの保護性能は問題なさそうです。
早速、これをパソコンで使えるようにセットアップしていくわけですが、これが意外に面倒で、しかも面白かったりします。続きは、また回を改めて。
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