新型コロナウイルス対策としての行動制限が徐々に解除され、県外への移動も一応は解禁となりました。相変わらず日々の感染者が増えたり減ったりするのに一喜一憂しながらの日々は続いていますが、それでも日々の生活は普段どおりに戻りつつあります。とはいえ、状況が好転したと言うことではなくて、むしろいつまでも「緊急事態」のままでは私たちの神経が持たない…というのが実際のところのような気がするわけですが。
我が家での県外移動解禁の第一弾は、弟が住んでいる愛知県内へのドライブになりました。結構思いつきで出掛けてしまったのですが、それでも久しぶりに見る家族の顔が案外元気そうなのにホッとして、戻ってきました。
弟もSSK Worldの読者のひとりであるわけですが、先日の「傘の差し方」の話題で盛り上がりました。彼も、私同様に傘をうまく使いこなせずに濡れねずみになるタイプだそうです。「そういえば、母親が傘を差している姿が記憶にないなぁ」「合羽着てることが多かった気が」…という話になり、導き出された結論が一つ。これは、遺伝かもしれない(汗)。
…というのはともかく、今回のドライブで我が家の愛車・「ブラックパール号」ことステップワゴンスパーダは重要な節目を迎えることになりました。積算走行距離が60,000kmを超えたんです。
以前からたびたび話題に出していますが、このクルマは残価設定型のクレジットを使って購入しています。5年間・60回払いで実際の価格の7割くらい(車種によって割合は異なりますが)を支払い、期間満了時に以下の3パターンから対応を選択することになります。
- 新車に乗り換える
- 残額分を支払い、そのまま乗り続ける
- 車両を返却する
1.または3.の選択肢を選んだ場合には、内外装の傷み具合や走行距離に応じて所定の金額が追加で請求されることになります。どちらも、車の査定評価額が下がる要素ですから仕方ないところです。しかし、傷を付けないように大事に乗って、内外装での評価を下げないようにする努力はできるかも知れませんが、走行距離の方はそうは行きません。乗り続ける以上、ひたすら増えていくものです。
このクルマの契約の場合、走行距離の条件は「月間1,000km以下」で、超過した場合の負担金は7円/km。つまり、期間満了時に返却することを想定すると、積算走行距離が60×1,000=60,000kmを超えれば、あとは1km走るごとに7円払っているのと同じことになります。どんなに大事に乗っていても。
これまで、距離を気にしすぎてせっかく買ったクルマを使わないようにするのもストレスになるから…と、あえて距離をセーブすることは考えてきませんでした。しかし、「1kmあたり7円」というのは、リッターあたり10km強を走るこのクルマの燃費を考えると、一気にガソリンの値段が2倍近くになったくらいのインパクトがあります。
3年9ヶ月(45ヶ月)で60,000kmを乗ったわけですから、平均でこのペースが続くとすれば、契約満了時には80,000kmを超え、負担金が15万円くらいに膨らんでいることも考えられます。これは、乗り換える新しいクルマを購入する際に、大きな足かせになり得ます。去年の車検の頃には、こうなることが確実なのはわかっていて、それは覚悟していたつもりなのですが…やっぱり、アタマが痛いです。
とはいえ、負担金が発生するのは、あくまでも「期間満了時に返却する場合」の話。つまり、期間満了時に返却しない選択肢を選べば、この負担金は考えなくても良くなります。
一つは、先ほどの選択肢2.のように、残額を支払って乗り続けること。そしてもう一つは、期間が満了する前に残債と査定評価額の差額で精算することです。とはいえ、走行距離も査定評価額を決める要素になっているわけですから、走れば走るほど、言い換えればタイミングが遅くなればなるほど不利になります。以前査定してもらったときには、査定額がクレジットの残債を上回っていましたが、それが現在でもまだ通用するかはわかりません。
また、差額精算するということになれば、新しいクルマをどうするのか?を考えなくてはなりません。そして、これが俄然難題になってきています。少なくとも、今乗り換えるべき対象としてベストの回答を、私は持ち合わせていません。
となると、現状で考えられる最良の選択は、このままブラックパール号に乗り続けていくこと…といえるかも知れません。妻もこのクルマは気に入ってくれていますし、無理に乗り換えなくても良いのでしょう。ただ、考え始めると、現状への不満もいくつか出てくるわけで…しばらくは、様々な選択肢を見据えながら、悶々と考える日々を過ごしそうです。
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