先日、我が家の愛車・ブラックパール号の走行距離が60,000kmを超え、「1km走ると7円が飛んでいく」生活に突入したことを話題にしたところです。とはいえ、我が家にとってはクルマは生活必需品であるわけで、使うのを我慢するわけにもいかず、今日もまた走行距離は伸び続けています。
先日の記事では、追加の負担金を払うのはツラいし、乗り換える先にも決め手がないので、徹底的に乗り潰すしかないか…という話になりました。しかし一方で、ステップワゴン…というよりも、7人乗りのミニバンというカテゴリーのクルマに乗り続けることが、今後も我が家にとってベストの選択なのか?という点でも、疑問が出てきている今日この頃です。
そもそも、ステップワゴンを選んだ理由の中には、妻が経営する雑貨屋が各地で行われるイベントに出店するために、大量に荷物を積み込めるクルマが欲しかった…という、「お店のクルマ」としての一面がありました。実際に、商品を荷室ほぼいっぱいに詰め込んで、妻と娘と一緒に出かけたことも数多くあります。
しかし、新型コロナウイルスの猛威が広がる中で、今年春から秋にかけて企画されていた雑貨販売のあるイベントは、軒並み中止になってしまいました。こうしたイベントの中には、大企業のプロモーターが企画しているものよりも、地域でショップを経営しているオーナーさんたちが運営しているものが結構多いです。実施しようとしても貸していただく会場側が開催NGだったり、感染対策にかかる経費が嵩んだり、感染者が出てしまった場合の巷からの反応が怖かったり…と、いろいろな障害があるだろうことは想像に難くありません。この状況下で、こうしたイベントがふたたび開けるようになるのか?すら危ぶまれます。
一方で、我が家の走行距離が伸びている理由を考えてみると、娘をいろいろなところに送迎するためにクルマを使う場面が増えていることが一つ。そして、新型コロナ禍で外出が難しい中でのストレス発散手段として、クルマを降りずに「走り回る」ドライブを活用していることもあります。あまりにもそれが頻繁になると、逆に出掛けることがストレスになったりもするのですが…私は自宅でやりたいことも結構たくさんありますし(汗)。つまり、短距離利用・長距離利用共にニーズが増えていることになります。
イベント出店の使い道がなくなる、あるいは激減するということになれば、こんなに大きなクルマに乗っている必然性は減ってきます。友達を集めてみんなで出掛けるような場面も、ポストコロナのライフスタイルとしては考えにくく、7人乗れる必然性もありません。となると、もっと小さなクルマ…つまり、もっと車体価格や燃料費等の維持費が安いクルマの方が、我が家のニーズに合致する可能性があります。ごくたまにイベントに出るのなら、そのときだけ軽バンでも借りてくれば済む話ですし。
この場合、まず思いつくのが、5人乗りのコンパクトカー。先日の定期点検のときに見てきた新しいフィットは、もちろんその候補の一つになり得ます。ちょうど同時期に登場したトヨタのヤリスと比べると、こちらの方が「家族のクルマ」という印象が強いですね。
後部座席は折りたたむと床に潜り込むように収納されてフラットになるので、3人乗りを想定して半分だけ折りたたんだ状態でも、意外に荷物スペースが確保できます。とはいえ、ステップワゴンと比べたら3分の1も載らないくらいだと思うのですが、こぢんまりとしたイベント出店なら、これでも何とかなってしまうかも知れません。
ほとんど電動モーターで走るハイブリッド・e:HEV(いーえいちいーぶい)搭載のモデルなら、パワフルな走りと低燃費が両立できそうです。近乗りも遠乗りも多い我が家の利用スタイルなら、高価な電動車でも十分恩恵が得られると踏んでいます。走りや燃費だけ狙うなら、ヤリスの方が良さそうなのですが…あちらは全体的な作りが「ふたりのクルマ」っぽいんですよね。現物を見に行かなくては、わからない部分も多いのですが。
最大乗車人数が4人まで…ということで良ければ、軽自動車だって選べます。N-BOXなら、車内スペースも余裕たっぷり。背が高いので荷物の積載量でもフィットを超えられるかも知れません。安全装備も充実しています。
そして、N-VANは相変わらず気になるクルマです。とはいえ、家族フル乗車で常時使うのはとても無理。イベント時の「2台目のクルマ」として、あるいは薪集めなどに出掛ける「パパのクルマ」としてなら、これ以上ないくらい最強でしょう。ただ、さすがに2台持ちにすると維持費も余計にかかるようになりますし、それはないかな?と思います。
ここまで、最近はよく足を運んでいるホンダのディーラーで触ってみたクルマを並べてみましたが、もちろんクルマを替えるならHONDA限定でなくてもよいわけで、いろいろな選択肢を見ていくべきだと思います。しかし、それ以前の問題として、乗り換えるとすれば購入資金が必要になるわけで、そのまま乗り続けるよりは、間違いなく出費は増えることになります。「ない袖は振れぬ」ということで、乗り続けるしかないのかも知れません。
まあ、イベント開催自粛の流れが今後どうなっていくかだって、全然わからないわけですからね。変に動いて裏目に出るのも怖いところ。今できることを、考えていくしかありません。
そもそも、ステップワゴンの次期モデルに関する情報…それこそ本当に「次期モデル」があるのかどうかすら全然情報が出てこないから、こんな風にいろいろ考えてしまうわけです。いったい、どうなっているのでしょうか?
ここまで全く音沙汰ないところからして、もし「新型ステップワゴン」、あるいはそれに当たる新型車が登場するとしても、ブラックパール号の返却期限である来年10月には間に合わない…ということになる可能性が高いでしょう。それこそ新型コロナウイルスの影響で、いろいろなことの進行が後ろ倒しになっていそうですしね。私にとっては、モデルチェンジはないモノとして考えておいた方が良さそうです。気になるのは間違いないのですが…。
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