Nintendo Switchを購入してから、ひと月半くらいが過ぎました。相変わらず、日々妻と「あつ森」で遊んでおります。夫婦げんかになることもなく、協力しながら島の発展を日々考えているところです。
ただ、不満に思っていたのは充電のこと。Switchの充電は、ドックに乗せてリビングのテレビで遊んでいれば(もちろん遊んでいなくても)自動的に行えるのですが、実際はテレビから離れた場所で遊んでいることが各段に多いです。そうなると、もっと遊びたいのに電池が減ってきて…ということになってきます。
2階の寝室でも本体の給電・充電をすることが増えたのですが、このときに私がレッツノート・CF-SV8の充電用に購入したRP-PC112が使われるようになりました。純正ACアダプターと同じ15W相当で充電できるのはありがたいのですが、今度は私が仕事に行くときにRP-PC112を持ち出しにくくなってしまったんですよね。いざという時に思うように使えないと、結構ストレスが溜まります。…これはお互い様の話ではあるわけですが。
それこそ夫婦げんかに発展しないようにするためにも、ドック以外でSwitchに給電できるように充電器を用意することにしました。もちろん、もうひとつ純正のACアダプターを用意すれば済んでしまうのですが、直付けになっているケーブルが1.5mくらいしかないのが難点です。ベッドに寝転がって遊びながら使ったり、クルマの中で使ったりするには短すぎます。そこで、「Switchの充電もできるUSB PD充電器+長いケーブル」の組み合わせに焦点を絞りました。
携帯モードで単独で充電できれば良いので、出力は15Wあれば十分だから…と、最初は18Wクラスの製品を物色しました。スマートフォンの充電用に作られた、非常にコンパクトで優秀な製品がいくつかありますが、15V出力に対応している製品が意外にありません。18Wというと、たいていは「9V×2A」なんですね。
そこで、30Wクラスまで選択肢を広げ、RAVPowerのRP-PC120を購入することにしました。RP-PC112の30W版…と言えば、ほぼ説明が終わってしまうくらいの商品です。パワー半導体にGaNを採用し、小型・軽量化を実現しています。もちろん、15V×2A=30WでのUSB PD出力が可能で、メーカーでもNintendo Switchを充電できることを謳っています。9V出力にも対応しますから、将来的にUSB PD対応のスマホなどが増えたときにも転用できそうです。
ケーブルは、RP-PC112を購入したときに選んだAnker PowerLine IIの後継製品である、Anker PowerLine IIIのUSB 2.0版にしました。クルマの最後部にある100Vコンセントから二列目の座席まで引っ張ってこられるように、長さは3mにしています。
早速Amazon.co.jpで注文。お馴染みの、白地に青い差し色のパッケージで商品が届きました。あまりによく似た印象のデザインで、それぞれ別のメーカーの製品であることを忘れそうになります。
RP-PC112(写真右)と比較すると、RP-PC120(写真左)はほぼ同じ正方形に近いシルエットですが、カタログ寸法で縦・横ともに7mm小さくなっています。
また、厚みもRP-PC120の方がわずかにですが(カタログ値で2mmほど)薄くなっています。手に取ってみると、数値差以上に小さく感じます。
カタログによれば重量は「60g±5g」となっていて、我が家に届いた製品で実測したら57gでした。RP-PC112の半分ちょっとしかないことになります。出力もほぼ半分ですから、このくらいの軽さにできるのも当然なのかも知れません。
Switchの純正ACアダプターと並べてみると、比べるのがバカバカしくなるくらい、はるかにコンパクトなのがわかります。
重量については、純正ACアダプターはケーブル込みで147g。RP-PC120は今回購入した3mのケーブルとの組み合わせだと163gになり、こちらの方が重くなります。純正品に近い長さとなる1.8mのケーブルと組み合わせれば、120gくらいに収まりそうですが、それでも思ったより軽量化にはなりません。
RP-PC120は、ケーブルが別売りであることを考慮すると、Switch純正ACアダプターよりも500円ほど割高な計算になりそうですが、容積のコンパクトさ、プラグ部分が折りたためること、ケーブルの長さを選べること、他のUSB PD対応機器への給電にも対応できること…あたりが優位性になると思います。ニーズさえ合致すれば、十分リーズナブルです。
本来なら、ここで15V・1A程度でSwitchに電力が供給できることを確認しなくてはならないところなのですが、実はここでちょっとしたアクシデントが。結局、想定どおりの電力が出ていることはちゃんと確認できたのですが…続きはまた次回、とさせてください。
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