我が家の愛車・「ブラックパール号」ことステップワゴンスパーダは、今月で購入から満4年を迎えました。この週末は、法定の12ヶ月点検を受けるために、いつもお世話になっている近所のホンダのディーラーにクルマを持ち込みました。
ここまでの総走行距離は69,671km。残価設定クレジットを使って購入したのが完全に裏目に出てしまっているのは、もう仕方ないことです。これだけヘビーに乗りまくっていても、元気に走り続けてくれる良いクルマだと思います。こんな状況になるのなら、早めにハイブリッド車に乗り換えておく手もあったのかも知れないのですが…先のことは誰にもわからないわけで。
さすがにこれだけ長い距離を走ると、いろいろな部分に劣化が見られるようになってきます。エンジンオイルとオイルフィルターの交換は当然として、今回問題点が指摘されたのがバッテリー。かなり容量・電圧が低下していて、交換する必要がある…と説明を受けました。
でも、ごく普通に走れていて、バッテリーに不安を感じる要素なんてなかったのに…と思っていた私の顔を見て察したのか、説明してくれた整備員の方が「アイドリングストップ、しなくなっていませんか?」とひと言。確かに、最近は停車時にエンジンが止まった覚えがありません。というより、アイドリングストップという機能があることを、ほぼ忘れかけていました。
アイドリング時にもクルマには電力が必要ですが、アイドリングストップが動作している場合、車載バッテリーがこの電力をすべて賄わなくてはなりません。そのため、バッテリーの容量も従来より大きなものが載っているのだとか。点検の結果によると、アイドリングストップできるだけの電力が確保できていないはずで、その場合はアイドリングストップ自体が動作しません。そういえば、停車時にアイドリングストップを行わない旨が表示され、バッテリーの絵のアイコンが一緒に表示されているのを見た覚えがあります。
バッテリーを交換してもらった帰り道に、久しぶりにアイドリングストップが動作しました。エンジン音が止まり静まりかえった車内で「そうそう、こんな感覚だったなぁ」と思い出しながら帰ってきました。エンジンの再始動時には微妙に出足が遅れるのですが、一時は慣れていたものの、久々に実感するとやっぱりちょっとストレスに感じます。
もうひとつ指摘があったのが、前後のブレーキパッドの摩耗。現在の厚みは3mm~4mmということで、緊急というわけではないものの、次回の点検まではとても持ちそうにありません。これについては、交換費用の見積をしていただきました。
今回の費用は、交換したバッテリーが3万円ほどした他、ワイパーのゴムやエアコンフィルターも交換して4万円少々。オイル交換については納車時にまとめて「メンテナンスパック」として購入しているので、今回の支払いはありません。ブレーキパッド交換の見積は3万円強。これを上乗せして合計8万円近く…ということになると、なかなか痛い出費です。とはいえ、安全にクルマに乗り続けるためには必要なこと。何とかするしかありません。
点検作業を待っている間に、目に留まった広告看板がありました。「ステップワゴンにお乗りのお客様限定!」ということで、新車のステップワゴンに乗り換えると、残価設定クレジットなどの金利が年率1.5%になる…というキャンペーンを11月末まで実施中です。
通常なら年率3.5%ですから、とんでもない低金利。これまでもいろんなクルマで同種のキャンペーンは見たことがありますが、私がホンダに通い始めてからの4年間で、これより低い数字は見たことがありません。これだけ金利に差があると、支払い総額が400万円級になることもあり得るステップワゴンの場合、頭金の設定などにもよりますが支払総額は20万円以上変わってくることになり、ヘタに値引きで粘るよりよっぽど大きな効果があります。
さらに、ボディコーティングと純正ナビをセットにして、40万円近く値引きした特別価格の「お買い得仕様」も用意されています。見方を変えると、従来のガソリン車並の価格で、e:HEV(いーえいちいーぶい;いわゆるハイブリッドですね)が購入できる計算になりますね。ニーズに合致さえすれば、実に美味しいパッケージになります。
一時期は、新型コロナウイルスの影響もあって、もっと小さなクルマへの乗り換えも考えてみました。しかし、先月には久々に妻の店がイベントに出店するなど、状況は回復しつつある中で、やっぱり我が家のベストチョイスがステップワゴンである現状は変わっていないと思います。
他社の競合車種も含めて、あと1年を切った返却期限までに次期モデルが選べる状況になるかは不透明。注文から納車までの時間差もあるわけで、乗り換えるつもりがあるならそろそろラストチャンスに近くなってきます。これまでも何度か乗り換えの検討はしてきたのですが、この条件なら再検討の価値があるかも知れません。
もちろん、乗り換えるなら実質的に「顔が変わるだけ」のガソリン仕様ではなく、低燃費で異次元の走りが体感できるe:HEVしか考えられないのですが、おカネに余裕がない状況が変わっているわけではありませんし…「次が最後のクルマかも」という視点も大事にしながら、慎重に検討はしてみましょう。クルマを替えるなら、パーツ交換はもったいないのでは?という話もありますしね。
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