先日購入した「あつ森Switch」に、これまで使っていた青赤Switchから「あつまれ どうぶつの森」のセーブデータを移動させます。もともと、Nintendo Switchにはセーブデータを他のSwitchに引っ越したり、インターネットを利用してサーバー上で預かってもらったり…という機能やサービスが提供されていますが、「あつ森」の場合は単純にこれらを使うだけでは移動は実現できません。
これは、「あつ森」の島のデータがSwitch1台につきひとつだけとなっていて、そこに複数のユーザーが同居している…という、他のゲームとは違う特殊な仕組みになっていることが原因。正しくセーブデータを移動させるためには、特別なサポートが必要になります。11月19日に公開された「あつ森」ソフトのバージョン1.6.0へのアップデートで、このあたりの機能が整備され、セーブデータが引っ越せるようになりました。
「あつ森」におけるセーブデータの引っ越しには、二つのパターンがあります。
1.住人であるユーザー全員のデータも含めて、元のSwitchにある島のセーブデータすべてを他のSwitch本体に移動させる「別の本体に、島ごと引越し」。元のSwitchからは、島と住人のセーブデータはすべて消去されます。新しいSwitchに買い換えるときなどに使えます。
2.住人のうちひとりだけ(ただし島民代表は除く)のセーブデータを、他のSwitch本体にある島に移動させる「別の本体の島に、プレイヤーだけ引越し」。元のSwitchにある、島や他の住人のセーブデータはそのまま残ります。家族で1台のSwitchを使って遊んでいたけれど、同じ島に住む家族の軋轢を避けるためにひとり1台ずつ用意した…という場合などに、これまでの経験や資産を引き継ぐことができます。
我が家の場合は、以下のような形で引っ越しをしていく予定です。
1.これまで妻と私で作ってきた島のセーブデータを、青赤Switchからあつ森Switchに「別の本体に、島ごと引越し」
2.島ごと引越しが完了したあつ森Switchの島から、私の作った住人だけを、青赤Switchに「別の本体の島に、プレイヤーだけ引越し」
一連の作業が完了すると、妻はあつ森Switchで、私は青赤Switchで、それぞれ自分の島の生活を始めることになります。これで円満に別居?…いやいや、むしろ互いの協力関係はさらに強化されると思います。どういう意味なのか、詳細は後日報告します。
Nintendo Switchのサポートページには、「あつまれ どうぶつの森 セーブデータ引越し」と題して、手順について詳細な説明が掲載されています。わかりやすく噛み砕いた説明で、想定されるいろいろな変則パターンも網羅されています。子供では難しいかも知れませんが、普通の読解力があるオトナなら、これを見ながら丁寧に作業すれば、まず大丈夫でしょう。
まずは「別の本体に、島ごと引越し」の作業になります。これを行うためには「『あつまれ どうぶつの森』島ごと引越しサービス」というソフトを両方のSwitchにダウンロードする必要があります。無料のソフトではありますが、ニンテンドーeショップから入手するためには、有料のソフト同様にニンテンドーアカウントが必要です。
最初に、必要なユーザーをSwitch側の機能で引っ越しさせておきます。あとは、両方のSwitchでこのソフトを起動して、2台のSwitchを行ったり来たりしながら引越しの作業を進めていきます。データの移動は、Switch同士が直接Wi-Fiでつながる「ローカル通信」を使って行われているそうです。作業は5分もかからずに終了しました。
作業をしていて、Switch本体機能では「ユーザーの引っ越し」、ソフトは「引越しサービス」と表記が異なっているのが妙に気になりました。開発スタッフが別チームで、表記の一貫性をチェックしていなかっただけだとは思うのですが、似て非なる作業なのであえて表記を変えた?と思ったりもします…まさか、ねぇ。
これで、無事あつ森Switchへの「島ごと引越し」が完了しました。ちなみに、我が家ではニンテンドーアカウントに連携していないユーザーが1人、住人を作ってありました。本来なら「ユーザーの引っ越し」機能が使えないのですが、このユーザーは他のソフトでは全く使っていなかったので、あつ森Switchに新規でユーザーを追加して、このユーザーで始めて起動するときに「既存住人で再開」を選択することで移行できました。
さて、次はいよいよ私が新しい島に旅立つ番なのですが…明日・11月26日のサンクスギビングデーを、今の島の住人たちと一緒に過ごしてからにしようと思います。今引っ越ししてしまうと、自分の島でイベントを開催できるところまで島を発展させるのは非常に困難で、それはさすがに寂しすぎるんですよね。楽しい思い出を作ってから、新天地に旅立つことにしましょう。
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