先週末に続いて、庭いじり。今回は、店の前に植えてあるミモザアカシアの剪定をしました。我が家ではいちばん道路に近い場所にある木です。やっぱり、他人様に見ていただいても恥ずかしくないような姿を目指したいですね。
3月にはたくさんの花を咲かせて楽しませてくれましたが、その花もほぼすべて落ちました。花が落ちたあとには、エンドウ豆のようなさやがつき始めている枝もちらほら見られます。これから、この中に実ができていくわけですね。
種を取りたいわけではありませんし、これから木を大きく、高く伸ばしていきたいわけですから、エネルギーが実に取られてしまうのはもったいないところです。ミモザアカシアの剪定は、新しい花芽が付く7月頃よりも前に…ということで、もう少し時間には余裕があるのですが、今年は早めに切っておくことにしました。
ミモザアカシアは、相当バッサリと切り落としても、そこから枝が出てきて、たくましく復活してくれます。既に我が家でも実績がありますし、今回も思い切って短く切っていきました。
特に今回は上へと伸ばしていきたいので、低いところの枝は根元から切り落としています。一方で、上に伸びて太くなってきた枝は何本か残しておき、こちらは10 cmほどの葉を残して形を整えておきました。既に枝からは新芽がいくつか出始めているので、あとはこれの成長を待てば大丈夫そうです。
作業のついでに、支柱を外しておきました。最初の頃は、背ばかり伸びても全然太くならず、支柱なしではとても立っていられなかったのですが、気がつけば根元の直径は5 cmくらいになっています。もうひとりでも立てますね。たくましく成長したものです。
スッキリとした枝を見てみると、何だか白っぽいモノがくっついているのが見えます。スマホのカメラで撮ってGoogle先生に聞いてみたところ、これは「イセリアカイガラムシ」という昆虫。樹液を吸って、木を枯らしてしまう害虫です。白い貝殻のように見える部分は卵で、本体はもう少し色が濃い部分のみ。余談ですが、カイガラムシは漢字で書くと「貝殻虫」ではなく「介殻虫」だそうです。
改めて、枝をじっくりと調べてみると、さらに小さいモノ、白い部分がほとんどないものも含めて、このカイガラムシが大量に付着していることがわかりました。これはヒドい(涙)。しっかり駆除しなくてはなりません。
カイガラムシの仲間は、体表を分泌物で覆ってしまうので、農薬の類いは効きにくいものが多いそうです。いちばん確実な駆除方法は、物理的に掻き落とすこと。細い棒を持ってきて、つついてやれば比較的簡単に落ちるのですが、ネバネバの分泌物が糸を引いて、なかなか剥がれないこともあります。
目に付いた範囲のモノは極力取り除きました。200匹くらいはいたのではないでしょうか。しかし、夕方に見直してみたら、また10匹ほど見つけてしまい、さらに掻き落とす羽目に。しばらくは、こまめに状態を見ながら、根絶を目指しましょう。幹はひとり立ちしたものの、まだまだ手は掛かりそうです。
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