11月になりました。今年もあとふた月を残すのみ。あっという間に…というより、何もしないうちに2021年が終わってしまいそうな気がして、危機感を募らせています。こうして、人はどんどんトシを取って行くんだろうなぁ(涙)。そんなことを言いながらも、年内に片付けておきたいことは、公私ともに山積みになっています。ここが踏ん張りどころです。
その中のひとつが、年内にはアップグレードの配信が始まるであろう…と踏んでいた、Windows 11への対応です。この件は日曜日に話題にしたばかりなのですが、思っていたよりもずいぶん早く、動きがありました。
11月1日の昼前くらいに、タスクバーにWindows Updateの更新時と同じアイコンが表示されました。マウスカーソルを重ねてみると、「Windows 11 へのアップグレードの準備が完了しました。」とのメッセージが表示されます。このアイコンをクリックして開いてみると、↓
「設定」のWindows Update画面に、改めて案内が表示されます。あとは、「ダウンロードしてインストール」のボタンを押せば、作業が始まるはずです。
レッツノートのサポート情報の案内によると、CF-SV8シリーズについては「12月中旬にアップグレードに関する情報が公開される」と案内されていました。Windows Updateへの配信タイミングは、ハードウェアベンダー側でもコントロールできると聞いていたので、パナソニックが12月中旬までアップグレードをさせないように配信を止めるつもりなのではないか?と思っていたのですが、そのような根回しは特に行われなかったようです。
CF-FV1・SV1・QV1については、10月12日の時点でWindows 11へのアップグレード情報が公開されています。最初はWindows 10の定期アップデートとして提供される予定だったくらいで、大幅な変更があるわけでもないだろうから、大して問題は出ないだろう…と思っていたのですが、意外に情報の分量は多いです。
「重要事項」として報告されている「スリープから復帰後、Edgeを開くと画面の表示が激しく乱れる場合がある」「ワイヤレスWAN内蔵機種は休止状態からの復帰時やPCの起動時に、1分間ほど各種デバイスが動作しない場合がある」あたりは、かなり支障がありそうな不具合です。見たところ、画面描画やマルチディスプレイ等ビデオ関連と、スリープからの復帰関連のモノが多いようです。
既に対策版のビデオドライバーなどが提供されていて、コレを適用すれば問題はほぼ解消するようです。現在情報が提供されている製品は、今後Windows 11がプリインストールされて登場するものとハードウェアとしてはおそらく同一ですから、マトモに動作してくれない方がむしろ不思議です。
これから情報が出てくるCF-SV7~9でも、似たような不具合が出てくることは想定されますが、SV1とはプラットフォームが異なる環境なので、さらに予期せぬ不具合が発生するかもしれません。同じ対策版ドライバーは使えない可能性が高いでしょうし、不具合は当面は我慢するしかなくなるかも知れません。
とはいえ、せっかくMicrosoftがゴーサインを出してくれたわけですから、試してみたって良いのでは?…と思ってしまうのが、何とも困った人柱根性。10日以内ならWindows 10へのロールバックは可能なはずですし、ともかくアップグレードを行ってみることにしました。
先ほどのWindows Update画面のボタンを押すと、ライセンスの確認画面が表示された後、「Windows 11のアップグレード」のダウンロードが始まり、その後インストールへと続きます。一度始めてしまうと、中断することはできません。
Windows Update上でのインストールが終了すると再起動を求められ、さらに自動的に何度か再起動を行いながら、セットアップが進みます。2時間弱でアップグレードの作業は終わり、Windows 11のデスクトップが起動しました。タスクバーのアイコンがセンタリングされたのが、いちばんわかりやすい変更ポイントですね。壁紙やカラーテーマの設定が移行されているのはもちろん、それまで使っていたアプリのウィンドウも開いたままでした。
Hyper-V の仮想マシン上にインストールしたときには、Windows 11 の売りのひとつであるはずの画面効果が全く得られずに不安を感じていたのですが、さすがに今回は大丈夫。微妙に角が丸いウィンドウも、これまた微妙に透けているすりガラス風の半透明効果もしっかり描画されています。
ややCPUの使用率が高めなようにも感じますが、とりあえず、今のところは深刻な不具合には遭遇していません。とはいえ、何が起こるかわからないので、10日間限定のつもりで、しばらく使ってみることにします。
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