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ブラックパール2世号の12ヶ月点検

我が家の愛車「ブラックパール2世号」ことステップワゴン e:HEV スパーダが、乗り始めから間もなく1年を迎えます。この週末は、いつものホンダのディーラーに出掛けて、法定12ヶ月点検を受けてきました。

「法定」と付くことからもわかるように、12ヶ月ごとに受ける定期点検は、道路運送車両法という法律により行うことが定められているものです。クルマが自動車としてちゃんと安全に機能するかどうか、故障につながる兆候は見られないかを丁寧にチェックします。

ココまでの走行距離は25,808 km。1年弱での走行距離としては、かなりヘビーに使い倒した部類だと思います。それでも、深刻な事態につながりそうな明らかな異常は無し。新車購入時に加入してあるメンテナンスパックを使ってエンジンオイルとオイルフィルターを交換し、前後のタイヤローテーションを行い、最後にしっかり洗車していただき、整備完了!となりました。


ひとつだけ、有償で交換することにしたモノがエアコンフィルター。営業のYさんが実物を持ってきて見せてくれましたが、土埃や草のようなモノが付着して、ずいぶん汚れていました。距離を走っていることを考慮しても、かなり汚れがひどい部類だったそうです。エアコンフィルターの場合、走行距離よりも実際の稼働時間が消耗に影響するはずなのですが、考えてみると、クルマを停めたまま車内で昼食を食べる…というような場面はかなりあった気がします。

一見地味な部分ではありますが、そのまま放置すると結構シャレにならない事態も引き起こすものなので、この際交換しておくことにしました。それほど高価なものでもありませんしね。

アルミホイールは新品のようにキレイです

一方で、ブレーキパッドについては、ほとんど消耗していないことが確認できたそうです。実際のところ、アルミホイールも全然汚れませんからね。ブレーキパッドの摩耗した粉(ブレーキダスト)が付着し、さび付いてホイールが真っ黒になっているクルマも巷では結構見かけますが、このクルマの場合はそんな心配には縁がなさそうです。

普通に乗っていれば、制動はほとんどモーターへの回生で行われ、ブレーキ装置の出番は非常に限定的なクルマなのですが、さすがに急ブレーキを掛けたときにはブレーキが動作します。言い換えれば、この1年は急ブレーキの機会がほとんどなかったということ。エアコンフィルターもそうですが、点検の中でクルマがどう使われているのかはちゃんと見えてくるんですね。

Yさんから、今後のメンテナンスの中でひとつ留意しておくように言われたのがタイヤの交換。このペースで走り続けると、来年末の12ヶ月点検では走行距離が50,000 km程度に達し、そろそろ交換が必要になるかも知れません。結構大きな出費になるモノなので、今から心とおカネの準備はしておきましょう。車検のタイミングとはズレそうなのは不幸中の幸いです。


現行のステップワゴンは2015年に登場し、もうすぐ丸7年を迎えますが、ついにフルモデルチェンジが行われるようです。12月10日に、ホンダが「次期ステップワゴン」の情報を公開するティザーサイトをオープンしました。現在は、内外装をちょい見せしている段階ですね。1月7日に「ジャパンプレミア」と題してYouTubeで動画を公開するのだそうです。

ブラックパール2世号に乗り換えるときに、ホントはこの「6代目」を見てから判断したかったのですが、ここまで登場が遅れるとは思っていませんでした。このタイミングでは、いずれにしても残価設定型クレジットの5年の期限に間に合いませんでしたね。

…というのはともかく、この情報公開の日程は、ライバルを強く意識したものになっています。トヨタもノア&ヴォクシーのフルモデルチェンジを予定し、年明け早々には販売が始まるのだそうです。残念ながら売上ではライバルの後塵を拝している現行ステップワゴンですが、ここでトヨタ勢に先に乗り換えられてしまっては、逆転の機会を失ってしまいます。「ステップワゴンを見てからにしなくてもイイのか?」と挑発しているような、焦っているような…そんな印象を持ちます。

ノア&ヴォクシーの方もティザーサイトが立ち上がっていますが、こちらはフロントの顔付きがわかる程度です。少なくとも、顔付きはあまりにも未来的すぎるトヨタ勢よりステップワゴンの方が好みです。まあ、それだけで決められるものではなく、肝心なのは中身の方なのですが。


さすがに購入から1年しか経たないブラックパール2世号から乗り換えようとは思っていません。巷の噂によると、パワートレインは現行製品のブラッシュアップ版ということなので、動力性能や燃費など劇的な変化はなさそうですし、そもそもリアゲートが「わくわく」しない仕様になってしまっているらしい…というのがいただけません。

現行(5代目)ステップワゴンの「わくわくゲート」

リアゲート全体を普通に跳ね上げられるだけでなく、左半分が横開きもできて、省スペースで開閉可能な上、ココから乗り降りまで可能な「わくわくゲート」は、現行ステップワゴンの最大の飛び道具にして最強の実用装備だと思っています。しかし、複雑な構造がトラブルの元になったり、バンパー一体型のため追突されたときなどの修理代が嵩んだり…と、嬉しくないポイントもあったようです。

とはいえ、単に廃止するだけでは、利便性で後退するだけでつまらないですよね。実は、ティザーサイトにはまだリアゲートの写真が1枚もありません。3列目シートが6:4分割で床下収納になっているところは現行から変わっていないようですし、リアゲートには何らかの新しい仕掛けを期待してしまいます。ともかく、ティザーサイトのさらなる更新とジャパンプレミアを待ちましょう。中身によっては、猛烈な購買意欲をかき立てられたり…いや、さすがにそれはないか。



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