昨年最初の記事は、我が家の新しいクルマ・「ブラックパール2世号」ことステップワゴン e:HEV スパーダの紹介でした。1年間、かなりヘビーに乗り倒して、その魅力を皆さんにも伝えられるよう、何本も記事にしてきました。いわゆるMクラスのミニバンの中ではいちばんオススメ!と言いたいクルマです。売上でトヨタや日産のライバル車の後塵を拝しているのが不思議で仕方ありません。
「良いクルマかも知れないが値段が高い」という評価を良く聞きますが、他社がオプション設定にしている装備のほとんどを標準にしているので、結果的に値札の数字が大きくなってしまうところもあります。「安全装備は標準でなくては意味が無い」というホンダのポリシーからそうなっていると聞きましたが、正直すぎるのも時には貧乏くじを引くことになります。同等のオプションを載せて見積もってみると、そこまで極端な価格差はないはずなのですが。
…というのはともかく、このクルマについては、パワートレイン以外はほぼ同じクルマへの乗り換えということで、ちょうど良い比較ができるのではないか?と思い、乗り始めからずっと満タン法での燃費測定を続けてきました。2ヶ月ごとに報告してきました(1~2月、3~4月、5~6月、7~8月、9~10月)が、ちょうど1年ということで振り返ってみたいと思います。
まずは、11月から12月までの結果からお知らせしようと思います。この期間、初代ブラックパール号の方は修理工場に入っている期間が10日ほどあった上に、最後もちょっと早い時期で〆になっている(2世号に乗り換えたわけですからね)ので、その分だけこれまでよりも距離が短くなっています。使い方自体はそれほど変わらなかったはずなので、燃費計算には問題ないと考えています。
初代ブラックパール号 | ブラックパール2世号 | |
---|---|---|
グレード | SPADA Cool Spirit (FF) | e:HEV SPADA G・EX |
対象期間 | 2020/11/8~2020/12/20 | 2021/11/3~2021/12/29 |
走行距離 (km) | 2159 | 3944 |
燃料消費量 (L) 満タン法により計測 | 196.10 | 236.28 |
平均燃費 (km/L) | 11.00 | 16.69 |
e:HEVのブラックパール2世号の燃費が1.5倍くらい良い結果になっています。1~2月の結果と比べて見てみると、初代の成績はほぼ同じなのですが、2世号では今回の方がかなり良い数字です。2021年も2020年も、この時期はなかなか寒くならず、空調の出番はあまり多くなかったはずなのですが、正直なところ理由はよくわかりません。
2ヶ月ごとの集計結果をグラフにまとめてみました。年間を通して、2世号は4割~6割程度良好な燃費でした。年間合計で見ると、初代比で153%(16.81 / 10.99)。同じガソリンで1.5倍走る…と言っても問題なさそうです。
2ヶ月ごとの合計だと、季節変動がわかりにくいのでは?と思い、満タン給油ごとに給油日と平均燃費の関係を散布図で示してみましたが、傾向らしきものは見えてきませんでした。先の棒グラフの方が、1~2月・7~8月に下がっているなど、まだわかりやすいくらいです(1割も変動していないのですが…)。そのときどきの利用傾向の差(長距離が多いか、短距離が多いか…など)による燃費の変動の方が大きいのかも知れません。
ともかく、燃費をどのくらいに評価すれば良いのはハッキリしましたね。あとは、他の消耗品費なども考慮して、純ガソリン車とe:HEVの差額の元が取れるラインが検討できると面白いかも…と思っています。まあ、ステップワゴンはもうすぐ次期モデルがデビューしますから、これは参考程度の話ですけどね。
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