昨年末に購入した新しいスマートウォッチ・Galaxy Watch4。早速毎日手首に付けて活動しています。身体に関する様々なデータをモニタリングして、いろいろな形で見せてくれる機能があるので、できるだけ長時間身につけて、結果を見てみたいところです。人柱…というか、これはもう人体実験ですね(笑)。
スマートウォッチの場合、普通の腕時計みたいに何ヶ月も、何年も電池が持つわけではなく、どうしても数日ごとに充電するという作業が必要になります。スマートフォンだと寝ている間に充電するパターンが多いのではないかと思いますが、Galaxy Watch4には睡眠の状態をモニタリングする意欲的な機能があるので、やっぱりこれを試してみたいんですよね。一晩中、腕に巻いています。
今のところは、毎日入浴時間に充電する…というサイクルで回しています。さすがに風呂に入るときくらいは、スマートウォッチは外すのが普通でしょう。50m防水ではありますが、石けん水等の「真水以外の液体」に対してまで保証されているわけではありません。バンドの下になっている手首だって洗いたいですしね。
Galaxy Watch4を充電するときには、製品パッケージに同梱されている専用の充電ケーブルを使います。USB(Type A)から給電する形で、ACアダプター等が添付されていないのは、同様のパッケージングで売られている商品が多い中で、特別不親切なわけではありません。
ひっくり返して充電台の底面を見ると、入力は5.0 V・1.0 Aとなっています。これはiPhoneの充電器などと同じ仕様ですから、家に転がっている充電器の使い回しが効く場合が多そうです。さすがに、過電流が入力されると回路を焼き切ってしまう強引な仕様ではなく、もうちょっとまともな保護回路が入っているらしいです。このあたりは、剥き出しの金属電極があるわけではない無接点式の充電であることも影響していると思います。
充電台には、「EP-OR825」という型番も入っています。しかし、この型番を使ってネット通販などを検索しても、Samsung純正品の充電ケーブルが全然見つかりません。サードパーティーの商品は結構いろいろとヒットするのですが、果たして信頼してよいものかどうか、かなり迷います。自宅用と出張時等の携帯用など、予備を持っておきたいところなのですが…。
Amazon.co.jpなどで「Galaxy Watch4 充電器」のようなキーワードで検索すると、Moto 360 Sport添付の充電器のように、卓上時計風に使える形状の製品も見かけます。便利そうなのですが、よく見るとこれらは充電台そのものではなく、純正品(や同じ形状のサードパーティー品)をはめ込んで使うスタンドに過ぎないものが多いです。しかも、スタンドのみの機能に支払う対価としては結構高価なものが多いですね。これなら自分で木材でも削って作った方がマシな気がします。
ちなみに、無接点式の充電と言えば業界標準規格のQi(ちー;中国語の「氣」が語源だそうです)があり、Androidスマートフォンのいわゆる「おくだけ充電」も、iPhoneの無接点充電も基本的にはQiの規格に沿っています。Galaxy Watch4も充電規格自体はどうやらQiらしい…という話もあるのですが、我が家にあるQiの充電台では充電できませんでした。話はそう簡単にはいかないようです。もっとも、Qiの規格に準拠しているのなら、サードパーティー製品でもある程度の品質は担保できそうではあります。「Nintendo SwitchのUSB PD充電」と同じですね。
充電台にウォッチを載せると、ちょうどReno3 Aの「常時表示ディスプレイ」のように、現在時刻と現在の充電率、完了までの所要時間が表示されます。表示されている数値を見たところ、0%から満充電までは2時間10~20分くらいかかる計算になるようです。TicWatch Proは、10%強くらいまで減ったところから1時間半くらいで満充電できていたので、それよりはかなり遅い印象です。
Galaxy Watch4の製品サイトを見ると、「最大で40時間使用可能」と書かれていて、「30分充電で10時間使える」急速充電機能があることになっています。しかし、40時間使える満充電に2時間少々かかるということは、「30分充電で10時間分」でもそれより劇的に早いわけではない…どころか、数値を見るとほぼ同レベルの速度のように感じてしまいます。
40時間が額面どおりとしてもまる2日は持たないわけですから、毎日充電というサイクルにならざるを得ませんが、満充電にするのに1時間以上かかってしまうので、睡眠中を充電時間に割り当てないとなると、ライフログのためのセンサーとしてはちょっと辛いところです。実際に、現状でも毎日の入浴時間だけでは満充電まで持っていくことができません。90%くらいにはなるので、そこから24時間は動かせそうではありますが、ちょっと不安は残ります。もう少し充電が速ければ、この程度の動作持続時間でも我慢できると思うのですが…。
ただ、USBポートに挿す電圧電流計をつないでみると、バッテリーの残量に応じて流れる電流…すなわち充電速度を調整しているようには見えます。本当にいざという時に役立つ「急速」充電になっているのかどうかは、もっと詳しく調べてみなくてはなりません。
それ以前に、そもそもバッテリーをほとんど空の状態まで使い切ったことが、まだこれまでに一度も無いんですよね。ちょっとやってみなくては。
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