Galaxy Watch4に限定解除版のSamsung Health Monitorアプリをインストールして、心電図と血圧を計測可能にしたところです。もちろん、その次は実際に計測してみなくてはならないのですが、実は初期設定が意外に面倒です。
まずは心電図から。とはいえ、実は心電図に関しては設定らしき設定は「左右どちらの手首に装着するか?」というものだけ。それ以外の画面は、ドキュメントを読ませるのが目的…と言って良いでしょう。心電図アプリが何をしているのか?計測結果をどう解釈したら良いのか?という説明が書かれています。
何しろ、心臓という人体では最も重要な器官のひとつを対象にして、それも心房細動という生命に関わる健康問題につながりかねない状況を検知しようとするアプリです。中途半端な使われ方をしてもらっては困る!ということなのでしょうね。
初期設定が済めば、あとは再度ウォッチ側のアプリを起動して、画面の指示に沿って計測を始めるだけ。体組成計測の場合は、2つのキー両方に中指と薬指を乗せるように指示されますが、心電図は「上のボタン」ことホームキーだけを使います。赤く着色されているのが目印です。
他に心電図計を持っているわけではないので、ちゃんと測れているのかどうかは確認のしようがないのですが、計測してみたら、心臓が一定のリズムで拍動している(つまり、心房細動ではない)ことを示す「洞調律」という結果が返ってきたので、一応Galaxy Watch4としては真面目に測っているようです。
血圧計の方には、ずっと本格的な「初期設定」があります。カフ式の血圧計(腕にバンドを巻く、昔ながらの血圧計)を使って、校正(キャリブレーション、と言った方がピンとくる方が多いかも知れませんね)を行うことを求められます。Galaxy Watch4と両方で同時に計測を行い、カフ式血圧計の値を入力する作業を3回繰り返します。
幸い、我が家には昔お義父さんが使っていたカフ式の血圧計が残っていたので、コレを使って校正を行いました。
初期設定が済めば、こちらは安静状態でウォッチ側のアプリから計測を開始するだけ。キーに触れる等する必要はありません。ただ、計測中も「静かに座ったままで」「動かずに会話せずに」と、しつこいくらいに安静を要求されます。
お義父さんの血圧計と計測値を比べてみると、かなり近い値が返ってきます。これを基準にして校正したのですから、当たり前といえばその通りではありますが、ちゃんと計測しているのだな…ということはわかります。
私の手首式血圧計と計測値を比べてみると、Galaxy Watch4の方がやや高い値を示します。お互いに推定値を出力していることになるので、多少ズレが生じるのは仕方ないところです。
先日のシステムアップデートを受けて、Samsung Health Monitorの改造版にも新バージョンが提供されました。スマートフォン側のアプリは、画面表示がダークモードに対応したのが大きなポイントになります。
ウォッチ側のアプリは、右手装着への対応が反映されました。大きな影響を受けたのは心電図で、指を置くキーの表記が「ホームキー」に変更されています。左側にキーがある設定で使うと、「上のボタン」ではなくなりますからね。ハードウェアとして、心電図は赤色マークのあるこのキーでしか測れない仕様なのでしょう。もっとも、この設定だとこのキーは「戻るキー」として機能しているはずなのですが…(苦笑)。
おそらく、システムのアップデートに合わせて随時新バージョンが出てくると思うので、アップデートの状況には注意しておきましょう。
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