4月になりました。私の中では、3月までに…ということで楽しみにしていたものがひとつあったのですが、それは結局3月末までには間に合わず、数日遅れの4月5日にWeb上に公開されました。ワイヤレスWAN(LTE)内蔵の一部のレッツノート向けの、Windows 11対応のアップデートプログラムです。私のCF-SV8も対象になっていました。
CF-FV1、QV1、SV1、LV1、QV9、SV9、LV9、QV8、SV8、LV8、RZ8、LV7、SV7シリーズ Windows 11用[Sierra社製ワイヤレスWANモジュール(EM7430)搭載(4G WWAN(LTE)搭載)モデル] Sierra Wireless Mobile Broadband Driver Package、DevUp Service 3 アップデートプログラム
https://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/005179
パナソニックのWebサイト上で、Windows 11にアップグレードすると起動時やスリープ復帰時に1分間ほど各種デバイスが動作しないことがある…という不具合があることが報告されており、「当面はアップグレードを行わないように」「アップデートプログラムは3月頃公開予定(2月から延期になりました)」とアナウンスされていました。さすがに、不具合があることが明らかなのにカミカゼ特攻するほどの勇気も持ち合わせておらず、この日が来るのを待っていました。
ダウンロードページの内容を見ると、2月に公開されていたWindows 10向けのアップデートプログラムと、バージョン番号は全く同じです(ドライバー V7.80.5184.0007、DevUp Service 3 V2.02L10 M00/V3.02L10 M00)。ただ、対応OSごとに別ページに、別ファイルが提供されているということは、何らかの対策が施されたものと思われます。
CF-FV1、QV1、SV1、LV1、QV9、SV9、LV9、QV8、SV8、LV8シリーズ
https://faq.askpc.panasonic.co.jp/faq/docs/005178
CF-20E、20Gシリーズ、FZ-G1W、M1Jシリーズ Windows 10用 [Sierra社製ワイヤレスWANモジュール(EM7430)搭載(4G WWAN(LTE)搭載)モデル] Sierra Wireless Mobile Broadband Driver Package、DevUp Service 3 アップデートプログラム
ともかく、Windows 11版をダウンロード。説明書を見ると、Windows 11の画面上で説明が行われているので、まずはWindows 11へのアップグレードの作業から始めました。手順自体は昨年末に試してみたときと全く同じ。2時間ほどで、Windows 11の起動するところまでたどり着きました。
あとは、説明書どおりにアップデートプログラムを適用するだけです。一応、2月に適用していたWindows 10版のアップデートプログラムは削除し、新しいものをインストールし直しました。
手順は同じですが、さすがに中身の方は前回から進歩が見られます。例えば、Windowsキー+「X」からのショートカットキー「管」問題は、ちゃんと修正されています。管理者権限のWindows ターミナルは、「A」キーで起動できるように変更されました。ところが、実際にキーを叩いてみると…↓
「’wt.exe’が見つかりません」というエラーが出て起動できません。そもそも、Windows ターミナルのアプリ自体がインストールされていないようです。
アプリはMicrosoft Storeアプリからすぐに見つけられるので、これをインストールすれば使えるようになります。
Windows ターミナルは、従来のコマンドプロンプト、PowerShellのターミナルのどちらにも使え、さらにはLinux環境をWindows上でそのまま使えるWSL2のターミナルにもなる優れもの。それぞれのシェルをタブとして同時に起動することが可能で、フォントも従来のドット丸出しの前世代フォントから、見やすいものに切り替わっています。
ただ、誰もが常時使うものではないことを考慮しても、標準でインストールされないのはさすがに不親切すぎる気がします。これも、まだWindows 11は完成前の段階だから…ということなのでしょうか。相変わらずタスクバー上へのドラッグ&ドロップも受け付けてくれないなど、Windows 11には依然として「開発途中の見切り発車」的な色彩を色濃く感じます。
まあ、最低限の作業には困らない程度には動いてくれていますから、徐々に完成に近づいていくのを楽しむつもりで使っていきましょう。現段階でWindows 11のUIを評価するのは、まだ早いのかも知れません。
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