この週末は、土曜・日曜と妻の店のイベントに出店しています。コロナ禍で人々が集まるイベントはすっかり少なくなってしまいましたが、比較的こぢんまりしたイベントから、少しずつ動きが見えてきているような気がします。
出店する私たちの側も、来場するお客様方の側も、良くも悪くも「コロナのある暮らし」に慣れてきつつありますね。神経質に感染対策を意識する方は見かけなくなってきました。ゼロコロナ政策は現実的でない以上、日々の暮らしの中で、各自ができることをして向き合っていくしかありません。
…というのはともかく、このところ週末にいろいろ予定が重なってしまい、庭の草木の手入れをほとんどできずに、春の土用に入ってしまいました。土に触る仕事は禁忌ということで、草取りなどももちろんアウトです。「土はイジらずに草を抜くだけだからダメ?」と聞いたら、妻に秒速で却下されました(涙)。
とはいえ、さすがに20日近くも手を付けないと時季を逃してしまいますから、土用の間でも作業ができる「間日」を狙います。2022年の春の土用の間日は4月22、23、26の各日と5月4日。22日の金曜日におカネをもらっている仕事は休みをいただいて、家で庭仕事をすることにしました。職場にはそのことは伝えませんでしたが、当初「雨天中止」とスケジュールに書いておいたので、察したひとはいたかも知れません。ともかく、ちゃんと休みがいただけるのはありがたいことです。
いちばん気になっていたのが、そこかしこに蔓延っている雑草たち。特に、芝生のあるところはよく目立ちます。まずは、他人様の目に最も多く触れる道路脇、店の東側の花壇周りから草取りを始めました。もっと早い段階なら、芝生などのイネ科の草以外にだけ効くタイプの除草剤が使えるのですが、雑草が大きくなりすぎてしまうとそうも行きません。丁寧に抜いていきます。
レンガ敷きの上にも、芝生が根を伸ばし広がってきていました。それ自体はよくあることで、味が出てきた…といえるのかも知れませんが、せっかく半年かけて一生懸命敷いたレンガが見えなくなるのはイヤです(笑)。この際、取り除くことにしました。鍬を振り入れたり、スコップを突っ込んだりすれば、根は浅いので剥がしていけます。
午前中にはなんとか作業を済ませることができました。しかし、予定外だったのは、この日から昼間の気温がぐんと上がってきたこと。我が家の庭も夏日だったはずです。もしかしたら真夏日だったかも。
昼間の暑い時間帯には別の仕事をして(コレについてはまた追々ご紹介したいところです)、午後3時過ぎから今度は庭の芝生の草取りに取りかかりました。こちらも目も当てられないような惨状で、数本の巨大なタンポポは根から掘り返し、丁寧に取り除いていきました。結果的に根切りのような効果も得られて、イイかも知れません。
草取りとはちょっと違いますが、シマトネリコの剪定もしておきました。とはいえ、草取りに熱中しすぎて(苦笑)時間があまりなくなってしまったので、今回はてっぺんを切り落とすのでは無く、低いところから出た枝やひこばえ(切り株などの根元から出てくる芽)を切り落とすのに集中しました。いずれ脚立に乗ってもう一度作業しなくてはなりません。
剪定といえば、昨年の秋にアナベル(アメリカ産の白いアジサイですね)をバッサリと切り戻したのがなかなか芽吹かず、やり過ぎたか?と心配していたのですが、気がつけばすっかり青々としています。そういえば、ウチに来たときには10 cm弱の1本棒でしたね。
一方、倉庫の脇に植えてあったエルダーフラワーも昨年に剪定しておいたのですが、こちらは全く芽が出てきませんでした。先日、お義父さんに「枯れ木を抜いておいたから」と言われて、「枯れ木なんてない!」と相当酷く怒ってしまったのですが、自分で引っこ抜くまでは、枯れていると認めたくなかったのです(涙)。
5年前に植えて、一時は花を付けてくれたこともあったのですが、株立ちのままでなかなか太くなれず、今振り返ってみると剪定を誤ってしまったかな?と思っています。ただ、そもそも冷涼なイギリス原産の木を、日本の史上最高気温を記録したこともある浜松で育てるのは、かなり難しいチャレンジだったのかも知れません。
この場所にはまた何か木を植えてみたい気がするのですが、ぐるりと周囲を囲まれてあまり日が当たらない場所になってしまいましたし、どんな木がここにフィットするのか、どうも良いものが思い当たりません。じっくり考えてみたいと思います。
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