7月に、日本マイクロソフトから「Microsoft 365 Family」の提供が始まりました。これは、その名のとおり家族での利用を想定したサービスで、これまで「Microsoft 365 Personal」として提供されていた、個人使用向けの「最新版Officeアプリ+オンラインストレージOneDrive 1 TB+α」のサブスクリプションサービスを、最大6ユーザーまで使用可能です。
もっとも、これは全く新しいわけではなく、以前から海外向けには提供されていたプランなんですよね。日本ではOfficeプリインストールPCが多いこともあって、Personal版は日本向けのみで商用利用が認められている…という特殊事情があり、Family版をそのまま提供するのは適切なのだろうか?という検討に時間がかかっていたのかも知れません。
ちなみに、Family版でもPersonal版と同様に商用利用はOKのようですね。サポートサイトの説明に「家庭とビジネス用のライセンス」という記載があります。その代わり、ちょっとお値段も高く設定されたようです…。
そのお値段ですが、Microsoft Storeでの提供価格は年額で18,400 円(税込)で、Personalサービス(12,984 円)の約1.4倍といったところ。2ユーザーで使えば、Personal×2よりもお得になります。Amazon.co.jpなどではこれよりもちょっと安めの価格でオンラインキーが販売されている…というのも、Personalと同じです。
我が家の場合、私と妻がそれぞれMicrosoft 365 Personalを年間契約で利用しています。Familyに切り替えれば、もちろん金額としてお得になるわけですが、むしろ魅力的なのは、契約更新のことを個別に考えなくても済むようになること。以前には、妻から「なんかエラーメッセージみたいなのが出てるんだけど」と質問されて、サブスクリプションの期限が切れていることが判明した…なんてこともありましたからね。
ただ、契約更新の時期がずれているので、Familyに切り替えたときにPersonalの利用権を捨てることになってしまってもったいないなぁ…と思っていたのですが、Microsoftのサポート情報を見ると、そういうことではないようです。
Personalのサブスクリプションにまだ残り期間がある場合に、同じMicrosoftアカウントで12ヶ月のFamilyサブスクリプションを契約しようとすると、両方の契約が有効になるのではなく、PersonalからFamilyに変更した扱いになるのだそうです。即時にFamily相当のサービスが使用可能になり、残り期間は12ヶ月になるのではなく、12ヶ月延長されるのだとか。これなら、損になることはあり得ません。
私の契約更新が2月、妻の契約更新は5月なので、とりあえず来年2月には私はPersonalのまま契約を更新し、5月を迎えるときに私のサブスクリプションをFamilyにアップグレードするのがいちばん良さそうです。あとは、そのタイミングが来たときに忘れずに手続きを踏まなくてはなりませんね。今からでも予定表に入れておきましょう。
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