Windows 11の更新・KB5019509の配信が始まっています。これは、先日配信が始まった最新の大型アップデート・2022 Updateが登場したときに「新機能」として発表されていたものの、実際の更新は後回しにされていたいくつかの機能を実装するものです。
KB5019509は、Windows Updateで任意の更新として案内され、手動で更新が可能です。おそらく、特に深刻な問題が発生しない限りは、来月の定期更新の際に自動適用されるようになるのではないかな?と思います。とりあえず、今のところは更新を中止するほどの問題は見当たりません。
ファイル一覧を表示するエクスプローラーにタブ表示機能が追加され、ひとつのウィンドウ内に複数の表示を抱えてまとめられるようになりました。単に表示できるだけでなく、ファイルを他のタブにドラッグするとタブが切り替わり、そこにドロップする…という移動も受け付けます。
ただし、Edgeブラウザーのタブとは違い、タブをドラッグして新規ウィンドウ化したり、逆にウィンドウのタブをドラッグして他のウィンドウのタブの隣に放り込んで一体化したり…という作業は行えません。できないことに気付いたとき、ちょっとだけストレスに感じました。今後の対応に期待します。
タスクバーに「オーバーフローメニュー」というものが追加されました。タスクバーにアイコンがたくさん並びすぎてタスクバーから溢れてしまったときに、表示しきれない分を見るための機能です。
レッツノート・CF-SV8(1920×1200ピクセル・画面倍率125%)の場合、タスクバーにアイコンは23個くらいまでは並びますから、このメニューが表示されるような事態はめったになさそうですが、それでも「できなかったことができるようになる」という重要な改善です。
ひとつ気になっていたのが、一時はちゃんと修正されていたものの、2022 Updateの適用で元に戻ってしまった「ショートカットキー『管』問題」が修正されたかどうか?でした。これについては、ひっそりと修正されていました。とりあえず、良かった。
今回のアップデートで、Windows 11はまた一歩「まともなOS」に向かって進んだ…とは言えそうです。しかし、改善していただきたいポイントもまだ数多く残っていると感じています。
趣味ならともかく、1年以上「作りかけ」のOSで仕事をさせられるのもなかなかツラいのですが、そうは言ってもMac OSやLinuxやChrome OSなどではできないこともありますし、完全に代替できる選択肢は他にありません。ここは耐えるしかないのか。
コメントを残す