先日、人間ドックを受診したときに「糖尿病の疑いがある」と指摘され、かかりつけの医院で確定検査を受けることになった…という件を話題にしたところです。仕事や家の用事などの都合で、すぐに検査を受けるわけにもいかなかったのですが、何とか検査も済み、ようやく結果が出るところまで進みました。
先日もちょっと紹介しましたが、この検査はOGTT (Oral Glucose Tolerance Test) と呼ばれるもので、大量の(75 g)ブドウ糖(Glucose)を口から摂取し、その前後の血糖値を計測します。体内に入ってきた糖分をどのくらい処理できるのか、実際にカラダにやらせてみるわけです。普段の血液検査が身体測定とすれば、コレはスポーツテストの持久走みたいなものでしょうか。
計測するタイミングは摂取直前(空腹時)、摂取30分後、1時間後、2時間後。当日朝は食事抜きになる上に、検査自体が半日がかりになってしまうので、どうしても各方面とのスケジュール調整が必要になったわけです。
病院からは、「当日の朝ご飯は食べずに来てね~」とだけ言われていたのですが、Webで検索し検査方法を予習したところ、「検査前10時間は食事不可」だそうで、前日の夜9時頃以降は何も食べずに過ごしました。普段だってこの時間帯にそれほどたくさん食べるわけではありませんが、特に気をつけて、水を少し飲む程度にしておきました。
当日は、朝イチの時間に予約を取っていただいてありました。受付を済ませたら早速奥に通していただき、まずは最初の採血。ただし、都合4回採血をすることになるので、注射針は柔らかいプラスチック製で、検査中はずっと刺しっぱなしにしておけるものをお願いしました。スムーズに採血できる血管が何本もあるわけではないので(汗)。
次にブドウ糖の摂取。専用に作られた甘~いサイダーを飲みます。200ccそこそこの小さな瓶でしたが、意外に飲みきるのはタイヘン。しかもよく冷えた炭酸水なので、一気に飲みきるわけにもいきません。もっとも、炭酸飲料でなければ、もっと甘さを強く感じるはずで、飲みきるのはさらにタイヘンになるかも知れませんけどね。
飲みきった後は、次の採血をとにかく安静にして待ちます。医院の処置室の隅の方に、カーテンで仕切られた個室スペースがあったので、そこで本を読みながら待たせていただきました。「待合室でテレビを観ていても良いよ」と言われたのですが、腕に針を刺したままではかえって落ち着きませんよね。所定の回数の採血が済めば、針を抜いて検査は終了です。
検査結果が出るのは「1週間後以降」とのことだったので、次回の定期検診の時に結果を聞くことにしました。10日ほど待つことになりましたが、結果がわからずに待つのはあまり気分のよいものではありません。一応、食事をゆっくり摂ることだけは気をつけて生活していました。今さら頑張っても、検査結果は変わらないのですが(苦笑)。
検査結果はこんな感じ。空腹時血糖値 110 mg/dℓ 未満、2時間後血糖値 140 mg/dℓ 未満のどちらかが満たせないと「境界型糖尿病」…要するに糖尿病のなりかけと診断されるのですが、どちらもクリアしているので、一応今のところは正常という診断になりました。たまたま人間ドックのときが悪かったのか、それとも検査前の悪あがきが奏功したのかはわかりませんが、ともかくそんな結果です。
ただ、HbA1cがこのところ高めに推移していることも考えると、糖尿病になりやすい体質を持っていることは間違いないだろう…とのことでした。先生からは「ゆっくり食べるの、続けましょう」とだけ指示がありましたが、投薬やより厳しい食事制限等はとりあえず課されませんでした。一応覚悟はしていましたが、ホッとひと息です。体重が減ったことも褒めていただきました。ナントカもおだてりゃ木に登る、か。
今さら暴飲暴食に走ろうなんて思っていませんが、それでも美味しいものが食べられる自由を失ったとしたら、人生の楽しみはどのくらい奪われてしまうのでしょうか…悲しすぎます。少なくとも普段はきちんとコントロールしておき、ときどきはちょっと美味しいものも楽しめると良いな、と思っています。
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