OPPO Reno3 Aの次のスマホをどうしようか、いろいろ思案中です。購入から満2年を超えて、以前だったらとっくに機種変更していてもおかしくないところなのですが、格安SIMを使うようになって通信回線側の「2年縛り」から解放されたこともあり、今替えなくては!という切迫した状況には追い込まれなくなりました。じっくり構えられるのはありがたいことですし、これが健全だと思います。
2011年の「ARROWS X LTE」F-05D以来、実に10年以上Androidスマートフォンを使い続けていますが、最近は乗り換えのタイミングが来る度に、どうしてもiPhoneのことが頭をよぎります。大きな動機としてあるのは、カーナビにつないでCarPlayを使いたい!というところ。AndroidにもAndroid Autoという同様の仕掛けはあるのですが、カーナビ側が対応してくれないことには使えないわけで、私は残念な思いをしています。
このためならば、iPhoneなら何でもいいか…という考え方もあり得ます。ただ、iPhoneはとんでもなく高価です。新品がダメなら中古で…と探してみるものの、中古でもとんでもなく高価です。だからといって、価格で折り合えそうな古いモノを買っても、切り捨てられるのはそれだけ早くなってしまうので考え物です。もっとも、2~3年で切り捨てられることが多いAndroidより、iOSははるかに旧機ユーザーに優しいのですが。
中古を買おうとしても10万円以上…なんて場合もありますから、これなら新品を購入してしまった方がよい気がします。せっかくなら最新・最上級のiPhone 14 Proを選んでみたいところ。特に、赤外線レーザーで3次元形状を直接測って、点群モデルを作れてしまうLiDAR(らいだー)は、元・3次元CGモデラーの心の奥底を揺さぶってくれます。とはいえ、コレのお値段は149,800 円(税込)からという超ハイレベル。そう簡単に買えるものではありません。
価格の問題が克服できたとしても、なおひとつ大問題が残ります。iPhoneは、スマートウォッチ・Galaxy Watch4の親機としては現状では使えないのです。Apple WatchがAndroidスマートフォンと組めないのと同様の事情ではあるのですが、Wear OSは以前のバージョンではiOSデバイスともペアにできたのに、何とも残念です。
そうなると、やっぱりAndroid機から選んでおいた方がいいなぁ…と思うところなのですが、最近気になっている製品のひとつがASUS Zenfone 9です。
「Snapdragon 8+ Gen 1」というハイエンドのSoCを載せているのに、横幅は68.1 mmしかないというコンパクトな筐体サイズが特徴。そして、背面のメインカメラに本格的なジンバル機構を備えているのにも注目です。動き回りながらでも、手ぶれの少ない画像や動画を撮影できそうですね。どんどんアウトドアで使ってほしい!というコンセプトのようで、IP68の防水・防塵は当然として、純正アクセサリーにはバックパックの肩紐にセットできるアタッチメントが用意されています。
お値段はやっぱりそれなりにハイエンドですが、10万円弱からという設定は、この性能と昨今の円安の割にはリーズナブルといえるかも知れません。ただ、この金額を払えるのなら、iPhoneだって選べるのでは?という思いもあります。
それよりも気になるのは、5Gのバンドn79に非対応であること。超格安モデルならともかく、このクラスで対応してくれないとなると、買ってよいものか悩みます。台湾メーカーのASUS(えいすーす)が、日本向け仕様でのみわざわざおサイフケータイに対応してくれるほどの情熱を持って取り組んでくれているのですが、だからこそn79も何とかならなかったのだろうか?と残念に思います。FeliCa対応も相当要求が厳しくて面倒だと思うのですが、n79対応のタイヘンさはそれ以上…ということなのでしょうか。
まあ、5Gで本気の高速通信をされてしまうと、ギガをあっという間に使い切ってしまいそうですから、あえて5Gにはつながらないようにしておいた方がよいのかも知れませんね。それならn79を気にする必要はありません。どんな料金プランを選ぶのかも含めて、検討が必要です。
もうひとつ、最近巷での評判が良くて気になっているのがAQUOS sense7です。アラフォーミドル軍団の一角を張っていたAQUOS sense6の後継機ということになりますが、弱点だったところを丁寧に潰し、なかなか良いバランスに仕上がっているようです。その代わり、お値段の方はアラフィフクラスに昇格してしまいましたが(涙)、昨今のもろもろの事情もありやむを得ないところかも知れません。
背面の中央にカメラを大きく配したデザインが印象に残ります。単に見た目だけの話ではなく、実際に1/1.55型の大型センサーを載せ、ハイエンド機でのノウハウも生かした、かなり気合いの入った作りになっているようです。特に注目しているのが、画面全体を使った像面位相差方式のオートフォーカス。ピント合わせの速さが売りになっていますが、センサーが大きいので、暗いところにもかなり強そうです。
日系メーカー(日本メーカー、と言いにくいのがツラいところ・涙)のシャープ製ということもあり、5Gのバンドn79にもしっかり対応しています。IP68の防水・防塵、MIL-STD-810G準拠の耐衝撃性能、アルコール除菌対応の外装におサイフケータイ、マスク付きでの顔認証など、日本のユーザーにウケる機能にも抜かりありません。
Wi-Fi 6EどころかWi-Fi 6にも対応していなかったり、4K動画が撮れなかったり…というのは気になりますが、このクラスの製品は他社のモノもほぼ同じ仕様。仕方ないところもあります。ちょっとお値段が高めなだけあって、同クラスのライバルたちの中では総合力が高いレベルでまとまっていると思います。極端に負荷の高い処理をさせない限りは、不満の出る場面は見当たらないのではないでしょうか。
ずいぶん高価になったスマートフォンですが、月々の分割払いにすれば負担感はずいぶん和らぎます。残価設定クレジットのような、「2年でお返しする」が前提の支払いプランも、回線契約無しで利用できるようになってきました。さらに、MNPで通信回線を引っ越すことを条件に値引きしてくれる会社もあります。「高いから」とあきらめず、いろいろな手段を考えられるようになりました。
そもそも、価格帯もコンセプトも違う様々なモノが候補に挙がってきてしまうところからして、「次」の方針が全く定まっていないのがよくわかります。こういうときは、変に慌てず、じっくり考えるべきです。最初にもちょっと触れましたが、こんな状況でふらふらと迷っていられることからして、以前にはなかったことです。ありがたく、今は迷わせていただきましょう。
おカネにものすご~く余裕があれば、全部買い込んでレビューしちゃうんだけどなぁ。やっぱりココはたかr(以下自主規制)
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