新型コロナ、我が家を席巻

あっという間に、2022年最後の日曜日が来てしまいましたね。時が流れて過ぎるのは、ホントに早いモノです…単に私がトシを取っただけなのかも知れませんが。トコトン自虐的だった昨年末と比べれば、話題としてはそれなりにあった1年でした。年頭に新しいスマートウォッチ・Galaxy Watch4完全ワイヤレスイヤホン・WF-1000XM4を手に入れて、ゲームではNintendo Switch Sportsにどっぷりハマり…と、相変わらずのモノ頼みではありましたけどね。

そんな風に毒づきながら、実は今年はいちばん最後にとんでもないクライマックスが待っていた…ということは、記録に残しておこうと思います。招かれざるスペシャルゲストが、我が家にやって来たのです。


始まりは先週木曜日・15日のこと。この日、娘の学校に発熱で学校を休む子が続出したとのことで、学校は休みになりました。この時点では、発熱の原因はまだハッキリしていなかったのですが、普通に考えれば、インフルエンザか新型コロナウイルスのどちらかです。いずれにしても、既に娘にも何かしら感染している可能性があるということで、彼女には家の中でもマスクをしてもらい、お義父さんと食事時間は分離して…と、家庭内感染対策を取り始めました。

しかし、その日のうちに娘も発熱。学校では新型コロナ陽性者が見つかり、我が家では早くも「ついに来るべきモノが来たか」という重苦しい空気が漂い始めました。翌日・金曜日に娘を病院に連れて行き、新型コロナ陽性の診断を受けました。土曜日にはお義父さんも、そして妻も次々に発熱し、病院で同様に陽性の診断となりました。

残った私も、土曜日の午後あたりから倦怠感が強くなり、喉のあたりに違和感が出てきました。夕方には熱が上がり始めたようで、この日の夜には39度Cを記録。私も日曜日には重たい身体を引きずりながら病院に出掛け、結局家族4名全員陽性…ということになりました。

ちなみに、日曜日の記事は、先に書いてあったものを時間指定で予約公開してありました。本格的に動けなくなる前に書いておかなくては…と仕込んでおいたのが、結果的に助かりました。


今流行している新型コロナウイルス感染症では、発熱の他に喉の痛みが強く出るのが特徴なのだそうです。家族を見ていても、自分自身を振り返ってみても、確かにそこは共通していた気がします。

しかし、それ以外は結構バラバラ。妻はずっと38度C以上の熱が下がらなかったのですが、私は最初から35度台と38度台を行ったり来たりしながら体温が乱高下していました。咳の出方も、全員違っていた気がします(私は喉が痛いのに咳はほとんど出ませんでした)。処方された薬がそれぞれ異なっていたことも、影響があったかも知れません。接種していたワクチンの種類も、回数も違いましたし。

ワクチンを接種したときには、関節痛が相当酷かったことがあるのですが、今回は痛みこそあったものの、あのときほどではありませんでした。それでも2、3日は発熱もあって夜はなかなか寝られない日が続き、タダでさえ体力が消耗する中で辛かったですね。

いちばんドキドキしたのは、一時期食べものがすべて苦くなってしまったこと。味覚障害は新型コロナウイルス感染症でよく言われる独特な症状のひとつで、しかも相当長引く例が見られるものですから、このままず~っとこの味では生きていけない(涙)と思っていました。幸い、今は元通りになってきましたが。


発症してしまうと、7日間は外出を自粛するように求められます。以前とは違い、陽性判定を受けていても、無症状なら食料品の買い出しなどは気をつけて行って来てね…という行動指針になっているのですが、我が家の場合はそうは行きません。

いちばん困るのは食糧の確保ですが、これについてはネットスーパーで注文できたので何とかなりました。他にも、今週は病院の定期受診などが重なり、もちろん行くことができなくなってしまいましたが、こちらは電話診療という形で病院から診断を受けて処方箋を出していただき、薬局から自宅まで薬を届けていただいたり、駐車場に車を停めたままドライブスルー処方を受けたりして対応していただきました。

さすがに電話一本でOK…というのは行き過ぎのような気がしますが、オンライン会議などが一般的になっている中で、対面しなくてもいろいろなコミュニケーションが取れるようになっています。必要なことをウマくやれるなら、今後もコレでいいじゃん?という気がしました。


お義父さんに処方されたラゲブリオ(モルヌピラビル)

今回、後期高齢者であるお義父さんにだけは、抗ウイルス薬のラゲブリオが処方されました。ニュースなどで報道された、「モルヌピラビル」という一般名の方が有名でしょうか。

1日2回×5日間、2cm位ある大きめの赤いカプセルを4錠ずつ(!)飲む…という、なかなか飲みにくそうな薬です。しかし、効果はてきめんだったようで、我が家ではお義父さんの回復がいちばん早く、5日経つ前にすっかり元気いっぱい。私たちがなかなか回復しない中で、家事もいつも以上にいろいろお世話になってしまいました。

しかし、そのお義父さんがそろそろ元気になってきたね…という晩に「手が思うように動かない」と言い出して、救急車を呼ぶ事態になりました。病院に搬送されてMRIを撮ったところ、小さな脳梗塞が見つかったそうです。週明けに改めて検査する予定ですが、今は元通りに手も動かせるようなのでホッとしています。

新型コロナウイルス感染症が、これまでの普通の風邪と違うところのひとつに、血栓を作りやすいことがある…と聞きました。症状の有無や年齢はあまり関係ないようですが、高齢者はもともとリスクが高いわけで、より危ないのは間違いないでしょう。

そう言うワタシ自身も、危ない目に遭ったことがあるひとりです。皆さんにも、「新型コロナはタダの風邪と思ってはダメ。命に関わることもある」と是非お伝えしておきたいところです。


週明けから、ようやく外出できるようになりそうです。年末の忙しい時期に、10日間近くものんびり過ごしてしまいましたから、まずはおカネをいただいているお仕事をちゃんと片付けなくてはなりませんね。その後で我が家の仕事ですが…無事に年を越せるのだろうか?



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