11月29日に、Nintendo Switch Sportsのアップデート・Ver. 1.3.0の配信が始まりました。先日の1.2.1アップデートの際には不具合に見舞われ、しばらくオンラインプレイができなくなってタイヘンでしたが、今回は特に問題なくアップデートできたようです。
今回のアップデート最大の目玉は、プレイできるスポーツにゴルフが追加されたことです。このソフトが発売された当初からアナウンスされていたことではありますが、無償のアップデートで種目追加とは、何とも太っ腹なサービスですね。
もちろん、Wii Sportsシリーズのゲームですから、プレイ方法はJoy-Conを振り回し、全身を使うことが基本になります。ゴルフクラブを持つように両手を添えてアドレスし、グリップがブレないように振り抜けばボールは真っ直ぐ飛んでいく算段です。…とか偉そうに言ってみましたが、実はワタシはホンモノのゴルフは全くやったことがありません。まあ、Wii Sportsのゴルフは結構得意でしたけどね。
ただ、言葉では簡単なのですがこれが意外に難しいのです。Wii SportsのコントローラーであるWiiリモコンは、それなりに太さや長さがありましたから、ゴルフクラブのように握るのはさほど違和感がありませんでした。しかし、小さくて薄いJoy-Conは、全く同じようには握れません。真っ直ぐ振ったつもりでも、微妙に手首が捻れてしまい、フックやスライスの回転がかかってしまいます。
あまりスイングのスピードにこだわりすぎず、打ちたい強さに振り上げて、真っ直ぐなフォロースルーを意識すればショットはかなりコントロールできます。ただ、バックスピンを掛けたいときにはフォロースルーをあまり長く取れませんから、そこはやはり丁寧に、真っ直ぐ…が大事になります。
Nintendo Switch Sportsの各競技は、SPOCCO SQUARE(すぽっこすくえあ)という複合施設の中でプレイしている…という設定になっているのですが、メニューの背景になっている全体の鳥瞰図を見ても、ゴルフ場らしきモノは見当たりません。どこに追加されるのだろう?と不思議に思っていました。
Ver. 1.3.0へのアップデート完了後にソフトを起動すると、ゴルフのアイコンは右上に追加されています。このエリアを見ると、どうやら船着き場のようです。ゴルフ場には、ここから船に乗って移動するのでしょう。
直感のみである程度操作できてしまうかも知れませんが、実際にコースに出てみる前に、遊び方をチュートリアルで確認しておくことをオススメします。必要な情報が結構多い競技なので、どこに何が表示されているか、それをプレイに反映するにはどうすればよいのかがわかると、プレイへの習熟はかなり速くなると思います。
すべての種目でオンライン対戦ができるのがNintendo Switch Sportsのセールスポイントのひとつですが、ゴルフでの「世界の人と遊ぶ」モードのプレイは「サバイバルゴルフ」となります。最大8人のプレイヤーが参加して、同時に同じホール、同じ画面の中でプレイします。
プレイ中の画面は、こんな風にプレイヤーたちが入り乱れている状態に。なかなか賑やかです。まあ、単に見えているだけで当たり判定などがあるわけではなく、当然他のプレイヤーが打つのを待たされるようなこともないので、マイペースで打てるんですけどね。
タイマーによる時間制限はありますが、1ホール当たり2~3分ほどあるので、時間が足りなくてゲームオーバー…ということは考えなくて良さそうです。あとは打数が4オーバー以上になるとリタイヤになるようですが、コレはやむを得ない措置のような気がします。
単純に打数の争いにはせず、アンダーパーの成績により高い評価を加えるポイント制になっています。1度大叩きをしてしまっても、次でリカバリーできるような配慮…ということでしょうか。2ホールごとに、ポイント下位のプレイヤーが脱落していき、決勝には3人が残ります。このあたりは「サバイバルボウリング」と同じですね。
サバイバルゴルフでは、決勝まで残ると5ホールをプレイすることになります。さすがに18ホール(9ホールでも)やるのではプレイ時間が長すぎてツラい…ということになるのでしょうけれど、それでも他の種目よりもかなり拘束時間が長いです。その分、着せ替え用のポイントもたくさん貯まる仕組みになっていますけどね。
そもそも、ゴルフはシビアな時間制限の中でプレイするような種目ではありません。他の種目では、ほぼ「世界の人と遊ぶ」でしか遊んでいないワタシですが、ゴルフだけは、まとまった空き時間が作れればひとりで18ホール回ってみるのもイイかな?と思っています。残念ながら、これはまだ実現できていないのですが…。
ちなみに、Nintendo Switch Sportsのゴルフコースは、Wii Sportsシリーズのゴルフコースの中から選んだ21ホールだそうです。そして、そもそもWii Sportsのゴルフコースはファミコンの「ゴルフ」(1984年)のホールを元にして3D化して作られたものなのだとか。40年近い歴史を感じながら、回ってみたいものです(笑)。
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