私のスマートフォン・AQUOS sense7で使うサブ回線としては、どうやらpovo2.0がいちばん適していそうだ…ということで、早速申し込んでみることにしました。
povo2.0の申込手続きは、専用のスマートフォンアプリから始めることになります。PC用のWebサイト等での申込はできません。
最初にメールアドレスでユーザー登録を行います。通信回線の契約に際しては本人確認が必須となりますが、eKYC(電子本人確認: electronic Know Your Customer)に対応しているので、スマホのカメラで顔写真や身分証明書の写真を撮ることで済んでしまいます。カードを傾けて撮影することで、厚みのあるカードの実物の所有を確認する…なんてプロセスもあるのが面白いですね。
SIMカードを挿す場合には、郵送でSIMカードが送られてくるのを待つことになりますが、eSIMを使う場合はその場で内蔵されているeSIMを有効化し、povo2.0の情報を書き込むことになります。あとはAPN等の接続設定を行えば、その日のうちに…どころか1時間もかからずに、povo2.0の新しい電話回線が使えるようになります。アプリやWebサイトに丁寧な説明があるので、ワタシは全く迷いませんでしたが、こういう手続きや設定に慣れていないと少々苦労するかも知れません。
povo2.0では、1月20日から2月20日まで、新規加入(MNPを含む)したユーザーはデータ通信が7日間使い放題になる…というキャンペーンを実施中です。別にこのキャンペーンがあったからpovo2.0を選んだわけでもないのですが、せっかくの大盤振る舞いですから、使わせてもらわなくては損です。
7日間データ使い放題を有効にするプロモコードは、回線開通後1週間以内に届くことになっていたので、当初はトッピングで高速通信を購入せずに、そのまま使っていました。この状態だとデータ通信の速度は最大で128 kbpsなのですが、これではさすがにスマートフォンで使うには低速すぎます。LINEやMeta Messengerのテキストメッセージあたりならともかく、SNSのタイムラインに流れる動画は壊滅状態。アプリが行う通信でも、それほど大量のデータが流れていないようなのにタイムアウトになってしまい、結果的にアプリがマトモに動作しない場合があります。
契約から3日目にプロモコードが届いたので、早速povoアプリから入力して有効化しました。7日目の23時59分までデータ通信が使い放題になります。アプリでも残りのデータ容量が「∞」と表示されていますね。
高速通信が有効になったので、OCNモバイルONEと同様に快適に使えるようになりました。Amazon Music UnlimitedもちゃんとUltra HD音質の音源をストリーミングできるようになります。5Gではもちろん、4Gでも十分な帯域が確保できているようです。
データ通信使い放題ということは、OCNモバイルONEのときは数回実行しただけで通信量の多さに日和ってしまったスピードテストも、いくらでも試してみることができます。さすがにau回線のpovoはNTTドコモのスピードテストアプリでは正常に測れないので、Google検索で提供している「インターネット速度テスト」を使ってみました。
格安SIMではないau本家のサービスだけあり、Sub 6の5Gが使える場所ではとんでもないハイスピードを叩き出します。「4G」表示が出ている場所でも、50 Mbpsを超えるようなかなりの高速をマークしています。
ただ、「5G」表示が出ているのにもかかわらず、4G回線での速度を下回る場面がかなり多く見られます。おそらく、これは5G NR化(私は「なんちゃって5G」と呼ぶことが多いのですが)で確保されている5Gエリアで、速度はLTEと大差なくなってしまいます。
とはいえ、どの状況でも安定して高速通信が提供できていることは確かです。サブ回線にしておくのが勿体ないくらいです。とはいえ、OCNモバイルONEは私の利用モデルに対しては最強に近いコストパフォーマンスでサービスを提供してくれていますし、povoは維持コストの低さを生かしたサブ回線…という位置づけのままで良さそうです。もっとも、出先で「24時間データ使い放題」をピンポイントで利用するなど、より積極的にスーパーサブとして起用するのはアリだと思っていますけどね。
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