7月10日・11日の2日間、Amazon.co.jp では年に一度の「プライムデー」セールが開催されます。その名のとおり、会員サービス・Amazonプライムの会員のみを対象としたバーゲンセールです。例年7月に開催される(過去には時期がずれたこともありましたが)ので、夏のボーナスが出たばかりのワタシにとっては危険な企画です。今年も、ずいぶん減らされたものの、無事ボーナスはいただけました。ありがたいことです。
プライムデー開催に先立ち、今日・9日から「先行セール」なるものが始まっています。既にいろいろな商品が割引価格になっていて、これって実質的には4日間のセールだよなぁ…と思いつつ、売り切れないうちに買い物しなくては!と、商品をチェックしているところです。
今回のプライムデーで、アレが安くなったら買ってみよう!と狙っていたモノが一つありました。レッツノート・CF-SV8の内蔵用M.2 SSDです。
購入時には256GBのSSDの内蔵を選択していましたが、容量が逼迫してきたこともあり、今年のAmazon.co.jpの初売りで1 TBのSK hynix GOLD P31を購入し、これに交換して使っていました。しかし、スリープからの復帰後やWebブラウザー・エクスプローラー等の立ち上げ時など、しばらく操作を受け付けない…という場面があるのが気になっています。Microsoft Teamsが異常終了する問題もあったのですが、これはTeamsを再セットアップしたことで今のところは落ち着いています。
振り返ってみると、BitLockerによるデバイス暗号化を有効にしてから、こうしたパフォーマンス面の問題が顕在化し始めた気がします。本当に暗号化が負荷になっていることが原因かどうかは明確にはできていませんが、ベンチマークの数値が目に見えて下がることは当初から確認済で、性能の足を引っ張る要因であることは確かです。
そもそも、SSDを交換するときにコストパフォーマンスを重視しすぎてちょっと中途半端だったのかも?と思うところもあります。改めて、最高の性能を発揮できるようなモノに載せ替えようか?と考えていました。念頭にあった商品が、ずいぶん値下がりしてきていましたしね。
Samsung 980 PROは、CF-SV8が対応するPCIe Gen3x4(PCI Express 第3世代×4レーン) よりも上位に当たる、PCIe Gen4x4仕様のM.2 SSDです。もともと載っていたPM981と同じSamsung製品ということもあってか、BitLockerのハードウェア処理のために必要なTCG OPAL v2.0規格には対応しています。
インターフェースには下位互換性があるので、CF-SV8に装着して使うことも可能なはずです。実際に、PCIe Gen3x4仕様のマザーボードに980 PROを取り付けて使ってみた…というレポートもいくつか見かけます。シーケンシャル読み込み最大 7,000 MB/sというピーク性能は、PC側インターフェースの限界で享受できないのですが、ランダムアクセスの速さについては、PCIe Gen3x4接続でも旧製品との差が現れるようです。
Windowsシステムの快適さはランダムアクセスの性能が寄与するところが大きいと思うので、あえて上位製品を選ぶ意味はありそうです。もっとも、実際に試してみないことには何とも言えないのですが。CPUやRAMなど、5年前レベルのままの他のコンポーネントがSSDのスピードについて行けるのか?という話もありますし…。
プライムデーの先行セールでは、1 TBの980 PROが普段の16%引き相当となる10,800 円で販売されています。半年前はもっと高価だったのですが、このレベルの価格になれば、試してみる価値はあるのではないかな?と考えています。最低限でも、ハードウェア暗号化対応で今よりは高水準で動いてくれるでしょうしね。…まあ、やってみればわかるか。
おそらく、CF-SV8にとってはこれが最後のパワーアップになるでしょう。ウマく行きますように。
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