夏の土用まっただ中です。この時期は、基本的には土に触るお仕事はNG。草取りや草刈り、庭木の剪定などの作業はしないことにしています。人によって禁忌としている作業の解釈は少々異なったりもしますが、私としては土公神(どくじん:土の神様)様に「コレなら大丈夫?」とその都度お伺いを立てるくらいなら、静かにお休みしていただきたいところです。
とはいえ、それでは幅広い社会活動がストップしてしまいタイヘンだから…ということなのか、土用には「土公神様がお出かけしている日」ということで、土いじりをして良い「間日(まび)」というのがある…という話は、以前から紹介しているところです。
私のアタマにたたき込んであった今年の夏の土用の間日は7月25日、26日、30日と8月6日。というわけで、26日にはわざわざ仕事を休んでまで草取りをして過ごし、この週末も間日を思いっきり意識した過ごし方をしています。
土曜日・29日は土をいじれない日。この日は薪割りをしながら薪小屋をちょっと整理しました。4つ割り程度にしてあった焚き付け用のスギの木を細かく刻み直して、薪小屋のひと枠が一杯になるまで積みました。隣の枠にもスギはあと少し残っていますが、また改めて片付けましょう。
日曜日・30日は間日ということで、徹底的に土いじりに励みました。シュートが伸びまくっているモッコウバラを剪定して、ずいぶんスッキリしました。ビリヤードの球くらいのハチの巣を発見して、前回同様に殺虫剤を片手にたたき落として駆除しましたが、意外に出てきたハチが多くて泡を食いました。セルフ作業でやるべきじゃなかった(汗)。
雑草を取り除きながら庭をひとまわりして、手押し車にいっぱいの草が積み上がりました。西側に生えてきたシマトネリコの支柱もちょっと修正しました。元気良く伸びてきています。
ところで、今日・7月30日は巷では「土用の丑の日」として有名です。近所のスーパーマーケットなどに行くと鰻が並んでいるわけですが、間日の方がずっと重要な私にとっては、丑の日は眼中にありませんでした。
しかし、「今日の晩ごはんどうする?丑の日だけど」と話題になったところで、重要な事実に気がつきました。そもそも土用の間日は干支で決まるもので、夏の土用の間日は干支が卯・辰・申の日ということになっています。いわゆる「土用の丑の日」が間日と重なることは、絶対にあり得ません。今日は間日であるはずがないのです。
改めて調べ直してみたところ、私が記憶していたのは2022年の間日であることが判明。今年・2023年の夏の土用の間日は7月20日、21日、25日と8月1日、2日、6日です。こんなにたくさんあるのに、私は見事に全て外し、土公神様をお騒がせしていたことになります。何ともウッカリですが、間違いは間違いです。
仕方がないので塩を片手に庭をひとまわり。塩を撒きながら「お騒がせしてしまい、申し訳ありません」と謝ってきました。これで許していただければ幸いですが、この後体調でも崩したら、やっぱり逆鱗に触れてしまったということなのでしょうか。よりによって、週明けには人間ドックなんだよなぁ…何だか悪い予感が。
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