8月も中旬に入りました。夏まっただ中…というよりは、立秋を過ぎたので気兼ねなく庭いじりができる!というのが嬉しいワタシです。もっとも、猛暑のため日中は作業できないのが不満ですが。
庭仕事をしていると、いろいろな虫たちに出会います。植物がたくさんある庭ですから、そこで虫たちが元気で過ごしていること自体は非常に良いと思うのですが、中には私たちが安全に過ごすためにはちょっと困った存在たちもいます。
虫たちの中で最も危険な存在と言えば、我が家の場合はハチではないかと思います。刺されるととんでもなく痛い…どころでは済みません。しかも、彼らの困ったところは、巣を作って大集団で住み着くことです。基本的には、こちらから危害を与えなければ襲ってこないはずなのですが、それでも同じ敷地に住んでいたら、いろいろと不測の事態はあり得ます。
我が家では、5年前にモッコウバラの中にハチが巣を作り、業者に駆除していただいたことがあります。今年の5月にも、同じ場所に小さな巣の作り始めを見つけたので、このときは自分で何とか取り除きました。しかし、今年はその後も次々にハチの巣が作られています。
倉庫裏に植えたモッコウバラの中にハチの巣があったのを取り除いたのは先日紹介したところですが、その後倉庫の階段下で2回、薪小屋3号館の軒下、花壇のローズマリーの藪の中…と、今年で既に6回、ハチの巣を見つけては取り除いています。さすがにこれはちょっと多すぎます。
業者に頼んで取り除くのでは費用がタイヘンですが、自分で取り除くのは本来非常に危険です。さすがに6回もやるとずいぶん慣れてきたのが自覚できますが、それでも危険な作業であることは変わりません。毎日のように庭を見回り、小さなうちに巣を発見できているおかげで、難易度が抑えられている面もあると思いますが…。ともかく、油断は禁物。もちろん真似することはオススメいたしません。
それにしても、私たちからすると、居候しているハチたちにどうしてこちらがビクビクしながら過ごさなくてはならないの?ということなのですが、もしかすると向こうも同じことを思っているかも知れません。ワタシたちはず~っと前から住んでいるのに、後からニンゲンがやって来て…とか。大自然の中で、居候は、果たしてどちらなのかしら。
5月のときに「キンチョールを噴射して」と書いていますが、実はキンチョールの効能書きの中にはハチの記載がありません。ハエ、カ、ゴキブリなどが対象となっています。ハチに吹き付けたときにも彼らは動きを乱し、中には地面に落ちてけいれんしているのもいましたが、死ぬところまでは至らないようです。死骸は一つも見かけませんでしたからね。
先にも触れたとおり、虫たちを殺すこと自体はワタシの本意ではないのですが、何度も巣が作られるのは、逃げ延びたハチたちが巣作りをあきらめていないから…ということもあり得ます。ここはきちんとハチに対応したモノを揃えることにしました。
今回選んだのはアース製薬の「ハチアブスーパージェット」。11 m飛ぶ(実用距離は3~4 m)という強力ジェットで、ハチやアブに確実に効く成分が配合されています。ハチの巣の駆除にも使えるだけでなく、その後1ヶ月程度はハチが近寄りにくくなるのだそうです。これなら、この夏は乗り切れそうです。
ローズマリーの藪に作られた巣には、このハチアブスーパージェットを使ってみました。ミカンくらいの大きさに成長している巣に狙いを定め、10秒ほど噴射を続けます。巣に付いていた数匹のハチは巣を離れていきました。
革手袋をはめて、巣を取り除きました。キンチョールを使った第5号の巣も残っていたので見比べてみましたが、ハチアブスーパージェットを使った第6号の巣は、黄色く変色しているのに気付きます。薬剤の成分が反応しているのでしょうか。
その後、庭を飛び回るハチの数が、それまでよりも減ったような気がします。ここまでの経過を考えると、これで決着したとはちょっと思えないのですが…ともかく様子を見てみましょう。
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