先週、シマトネリコを剪定するときに、ちょっと久しぶりにアルミの脚立を引っ張り出しました。普段は、倉庫と薪小屋新1号館の間に作った置き場に立てかけてあります。屋外ではありますが、雨風は防げる場所です。
脚立のフレームの内側には、一匹のカエルが隠れていました。まだまだ暑いので、日陰で涼をとっていたのでしょうか。カエルがいることそのものは、我が家ではごく当たり前のことですが、ちょっと珍しかったのはその色です。
我が家でいちばん見かけるのはニホンアマガエル(いわゆるアマガエル)ですが、彼らは基本的にはキレイな緑色の体をしています。しかし、ここにいたアマガエルの色はほぼ真っ白。茶色や緑のまだら模様が一部に残っています。
アマガエルやモリアオガエルなどの緑色のカエルたちには、周囲の環境に合わせて体色を変えられる擬態の能力があります。目から周囲の状況を把握して、数十分かけてゆっくりと色を変えていくようです。もちろん限界はあって、真っ赤になったり真っ青になったりはできませんけどね。
我が家の庭には結構たくさんのアマガエルがいますが、いる場所によって色を変えているのがわかります。とはいえ、植物だらけの庭ですから、基本的には緑と茶色がほとんどなんですが。中には緑と茶色のツートンカラーのヤツまでいます。器用だなぁ。
基本的に彼らは隠れているつもりなのでしょうけれど、さすがに10年も一緒に住んでいると、どのあたりにいるのかパターンが掴めてきますし、探すのにも慣れてきます。緑色が多いということは、彼らも基本的には緑色の本来の姿でいられる場所がいちばん落ち着くのかも知れませんね。うんうん、わかるよ。ワタシもそうだから。
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