1年半ほど、SSK Worldでは話題として取り上げてこなかったスマートウォッチ・Galaxy Watch4でしたが、別に飽きてしまったわけではなく、相変わらず毎日ワタシの右腕に巻き付いて働いています。依然として心電図や血圧の計測は日本では提供されないままで、そこは非常に寂しいのですが、生活記録デバイスとしてはちゃんと仕事をしているので、まあ良しとします。
そんな風にワタシとまったりと日々を過ごしていたGalaxy Watch4でしたが、先日久々にちょっと大きな動きがありました。
火曜日・9月19日に、Galaxy Watch4に「ソフトウェア更新」の通知が飛んできているのに気がつきました。これまでにもセキュリティー更新や一部機能改善などでこうした通知は何度かありましたが、添付されている新着情報を読むと、「One UI 5時計更新」と書かれているのが目を引きます。
One UIというのは、Galaxyシリーズの製品でユーザーインターフェースに付けられている名前で、Watch版のバージョン5は、先日発表されたばかりの最新版・Galaxy Watch6(年に一度のペースで仕様更新中)に搭載されているものと同じです。UIだけでなく、ベースになっているWear OS by Google、さらにはAndroidも新バージョンに更新されています。
ウォッチ側の操作だけで無く、ペアリングしているスマートフォン側にインストールされている「Galaxy Wearable」アプリからの操作でもソフトウェア更新は実行可能です。こちらの方が、更新内容のドキュメントも読みやすいですね。更新作業は結構待たされましたが、放っておいたままで作業が完了するので、それほど煩わしさはありませんでした。
更新終了後に「ソフトウェア情報」を確認すると、One UI 5 Watch版に更新されていることがわかります。さらに、システムバージョン(Androidとしてのバージョン)は13、Wear OSのバージョンは4.0へと、それぞれバージョンアップされています。ソフトウェア情報のタイトルの下の各項目が、グレーの角丸四角で囲まれた表示になりましたが、Android 12から導入されたMaterial Youデザインが採り入れられているようです。
ただ、文字盤はバージョンアップ前のモノがそのまま維持されていたので、全く代わり映えがしません。文字盤の仕様が新しくなったのもWear OS 4の特徴のひとつだったはずで、新しい文字盤にどんなモノがあるかは、またゆっくり試してみたいところです。
充電中の画面は、これまでの白色表示から緑色に変わりました。まあ、あまり変わった気はしません。
実は、外見上でいちばん変わったのは、起動時の表示かも知れません。これまでは、電源投入直後には「Galaxy」とだけ表示されていたと思うのですが、バージョンアップ後は「SAMSUNG」が表示された後に「Galaxy」が付け加わるようになっています。一時期、サムスンは日本における「SAMSUNG」の露出を極力避けていたようですが、その後いろいろ変化があったようです。
満充電になった直後にバッテリーの状況を確認してみたところ、「2日と11時間 残り」という表示が出てきて驚きました。この製品が出てきた当時の公称動作時間は40 時間でしたから、59 時間なら約1.5 倍です。5月頃にWear OS 4の存在が明らかになった当初から、改善点のひとつにバッテリーライフが挙げられていました。バージョンアップで動作時間が延長されるのなら、ありがたいことです。
ただ、丸1日(22時間)使った後で見てみると、残り時間は21時間51分。これなら40時間少々ですから、カタログどおりということになります。ちょっとでも期待して損したなぁ…と思ったわけですが、一方で2年近くほぼフル稼働させてきたにもかかわらず、バッテリーライフは極端に短くなったわけではないとも言えます。
レッツノート・CF-SV8もそうなのですが、今どきの機器のバッテリー管理はなかなか優秀です。もうしばらくは、毎日風呂に行っているときにでも充電しておけば、十分バッテリーは保ちそうですね。一方で、新しいのに買い換えるきっかけはどんどん失われていくのですが…買い換えるおカネもないし、これはこれで、まあいいか(苦笑)。
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