先日ちょっとだけ話題にしたのですが、夏あたりから肩の痛みが気になって通院しています。最初は動きにちょっと違和感がある程度だったのですが、夏のお盆を過ぎたあたりからはハッキリと痛みが出るようになってきて、ついには水平より上に動かそうとすると痛くてツラい状況に。たまらず、いつもの整形外科の門を叩きました。
X線撮影をしてみましたが、骨には全く異常が見られず、診断は「肩関節周囲炎」となりました。いわゆる五十肩ですね。当分は痛み止めや湿布で痛みをやり過ごしながら、筋肉の緊張をほぐしたり、そのうち少しずつ動ける範囲を広げていったり…という形で、基本的には自然に治るのを待つことになります。ものすご~く酷いと手術なんて場合もあるらしいのですが、そうなりませんように。
五十肩のリハビリで、定期的に整形外科に通うようになりました。これに加えて、内科のクリニックでの定期検診も続いています。あれやこれやで、毎月病院を受診する生活が続いています。
病院といえば、毎月最初に受診するときには健康保険証の提示を求められます。基本的には保険を使って診療を受けているワタシたちですから、資格確認の意味で定期的に行われているものです。面倒ですが仕方ないところです。
その健康保険証の提示の代わりに、マイナンバーカードが使えるようになる…というアナウンスが始まってからもうずいぶん経ちます。一応始まったのは2021年3月かららしいのですが、私が普段受診するところでは専用の読み取り機がなかなか導入されず、マイナポータルでの事前登録はしてあったものの、一向にマイナンバーカードの出番は来ませんでした。
それでも、この夏あたりから、近所の医院でも次々にマイナンバーカードの読み取り機が導入され始めました。さすがに「来年には紙の健康保険証は廃止」とも言われる中で、準備せざるを得なくなってきたのでしょう。単に読み取り機の生産が追いついていなかっただけなのかも知れませんが。
まあ、実際にはマイナンバーカードそのものに対する抵抗があったりして、紙のカードは当面残るようですね。実は、従来の健康保険証には結構不正利用があるそうで、マイナンバーカードに切り替えると不正利用の防止にも役立つそうなのですが、それを嫌がる人たちって…まあ、それ以上はやめておきましょう。
マイナンバーカードを健康保険証として使う、いわゆる「マイナ保険証」により、医療情報を複数の医療機関で共有してムダのない適切な医療を受けられるようになったり、確定申告の際に医療費控除の手続きが簡単になったり…と、メリットがいくつかあります。そもそも新しいことが始まると、試してみないと気が済みません。というわけで、早速マイナンバーカードを持参して、マイナ保険証での確認をしています。
マイナンバーカードの読み取り機は、カードを下のトレイの所定の位置に載せて使います。基本的には、上の画面の指示に従って操作していくだけで、私には特に迷うところはありませんでした。
「スタート」のボタンを押すとカードの情報が読み取られて、その後個人認証を求められます。方法としては、読み取り機に装備されたカメラを使った顔認証と、暗証番号による認証が選択できます。
顔認証は、カードに印刷された顔写真…ではなく、中のICチップに記録された顔画像(偽造されていなければ全く同じモノのはず)を使って認証するのだそうです。暗証番号はどこを見ても「数字4ケタ」と書かれているだけなのですが、3種類ある4ケタ数字の暗証番号のうち、どの暗証番号なのかがわからず(電子証明書用だとは思うのですが)、まだ試してみたことがありません。
顔認証はマスクや眼鏡を付けていても、帽子を被っていてもOK!ということらしいのですが、Windows Helloのように赤外線カメラ等から追加データを取得しているのならともかく、顔画像だけをベースにどんな仕組みで認証しているのか不思議で仕方ありません。まあ、実際にやってみると結構失敗することもあるので、画像での認証だからそんなものかな?と納得はしているところです。先日はマスク、帽子、眼鏡と順に外して、ようやく認証を通りました。
このマイナ保険証、将来的にはスマートフォン内蔵のマイナンバーカード機能からも使えるようになる予定らしいのですが、どんな形になるのでしょうか。スマホに内蔵されるのは電子証明書のみのはずなので、顔写真データからの認証はできなくなりますが、その代わりにスマホ側の生体認証が活用できるようになります。セキュリティーの確保も大事ですが、是非とも煩雑になりすぎないスマートな機能設計をお願いしたいところです。方法としては、スマホ側で認証を済ませた上で、読み取り機にタッチするのがいいのかなぁ…。
まあ、それ以前に現状のマイナ保険証による確認が、従来の健康保険証よりも大幅に手間が掛かるものであることは気になりますね。窓口に渡せば済んでいたモノが、自分でいろいろ操作しなくてはならなくなっただけでも面倒なのに、顔認証がうまく行かなかったり、毎回医療情報の連携を承認するか聞いてきたり…というのは、何ともスマートではありません。ソフトウェア側で何とかなりそうなことも結構あると思うので、日々改善してほしいものです。
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