クラウドファンディングで応援購入していたCIOのUSB PD対応充電器(ACアダプター)・NovaPort TRIO II。ようやく製品が完成し、発送開始となったことは先日ご紹介しましたが、我が家にも、6月5日にType-C×2ポート・Type-A×1ポートの「2C1A」仕様が1台、無事届いています。
普通の段ボール箱の中に、他のCIO製品同様に白とコーポレートカラーの紫をあしらったパッケージと、緩衝材入りの封筒が1枚入っていました。この封筒は、手持ちの充電器を返送するためのもの。「充電器回収割」での購入となっているため、今回は製品と同梱されて届きました。購入した後で返送用封筒を請求するよりも、この方が楽ですね。
パッケージの内容は、シンプルに充電器本体がひとつ。あとは取扱説明書やユーザー登録の案内等の小さな紙がいろいろと入っています。ケーブル等は添付されていませんが、このジャンルはケーブル別売りの構成になっている商品が多いので、違和感はありません。ニーズに応じたケーブルを用意しましょう。
我が家には既にいくつもUSB PD対応の充電器がありますが、NovaPort TRIO IIと役回りが一番近そうなのは、現在レッツノート・CF-SV8の外出先での充電用に使っているRAVPOWER RP-PC112だと思います。スペックシート上で 54 × 40 × 30 mmとなっているNovaPort TRIO IIは、実際に手に取ってみるとRP-PC112(49 × 49 × 32 mm)よりもややコンパクトなサイズ感。これで出力は単ポートならRP-PC112より1割多い67 Wで、ポート数は3個に増えています。
重さはスペックシート上では109 g。実際に量ってみると106 gとわずかに仕様より軽く、RP-PC112と全く同じでした。先日モバイルバッテリー・SMARTCOBY Pro SLIMと一緒に購入したケーブルを加えても140 g。複数のデバイスをつなぐためにはさらにケーブルが必要になりますが、それでも充電器を複数持ち運ぶよりはずっと軽く済みます。
開発の最終段階で少々足踏みする原因になった…というシボ加工は、同社の製品であるSMARTCOBY Pro SLIMよりも凹凸が少なく、かなり細かい目になっています。どういう意図でこういう変化を付けたのか?まではわかりませんが、デバイスによってこんなところも細かく作り分けていることはわかります。
試しに私のレッツノート・CF-SV8につないでみたところ、最大で62 Wという、今までに見たことのないような電力表示を確認できました。おそらく「最大67 W」という看板に見合うくらいの能力は発揮できているでしょう。
3つのポートにそれぞれCF-SV8、SMARTCOBY Pro SLIM、WF-1000XM4を接続してみたところ、全てに充電中を示す表示が確認できました。CF-SV8への給電電力は30 Wを大きく超える場面が見られ、こちらも額面通りの45 Wを供給する能力はありそうです。
給電中は、総出力がフルパワーに近いとさすがに相応に温まりますが、手が触れられないほど極端に熱い…というところには至っていないようです。もっとも、長時間負荷をかけ続けるとどうなるかは、まだわからないのですが。
実際の能力については、今後使っていかないと見えてこない部分もあるので、細かいコメントはまた改めてにしようと思っています。とりあえず、RP-PC112に代えて、外出時に各機器を充電するために持ち歩くつもりです。どんどん、使っていきましょう。
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