8月14日に、povo2.0に3つの新しいトッピングが追加されました。povo2.0ではしばしば行われている「期間限定トッピング」ではなく、常時提供される「いつものトッピング」としての追加です。

追加されたのは、(価格はいずれも税込)

  • 300 GB・365 日間・24,800 円(30 日あたり25 GB、2,067 円)
  • 120 GB・365 日間・21,600 円(30 日あたり10 GB、1,800 円)
  • 1 GB・180 日間・1,260 円(30日あたり約0.17 GB、210 円)

の3種類となります。いちばん上のトッピングは、日あたりの容量では以前からあった「150 GB・180 日間・12,980 円」とほぼ同じになりますが、単価はずいぶんお得になっています。長期間まとめて買っておくことで、トッピング追加のことをしばらく考えなくてもよい…というのもありがたいところです。ボーナス直後などのおサイフに余裕があるときにトッピングしておけば、しばらくの間は「タダで使える」気分になれます。

2番目のトッピングは、ひと月あたり10 GBくらいの容量で提供されている各社のサービスを狙った価格設定といえそうです。例えば、私が使っているOCNモバイルONE(もう新規契約はできませんが)の10 GBプランは1,628 円。IIJmioの10 GBプランは1,500 円、mineoのマイピタ10 GBは1,958 円…といった感じ。povo2.0はやや高めかも知れませんが、au謹製のMNOサービスである…という強みがあります。auでも「MNO最安」とアピールしていますね。

最後のトッピングは、明らかにサブ回線として待機させておく用途向けですね。私自身も、期間限定で同様の設定のトッピングが登場したときに購入したことがあります。おそらく、このときに好評だったことで、「いつもの」に仲間入りすることになったのでしょう。

期間限定トッピングで市場の動向を探りつつ、成果をいつものトッピングに反映する…というサイクルがかなりの高速で回っています。春には楽天モバイルの背中が寒くなるような「使い放題」トッピングを投入したpovo2.0ですが、相変わらず攻め続けている姿勢が伝わってきますね。


現在使っているスマートフォン・AQUOS sense7では(おそらくAndroid 14で動くDSDV対応端末ならどれでも)、デュアルSIMで運用しているときに、モバイルデータ通信のデフォルトではない側のSIMに「モバイルデータに一時的に切り替え」というオプションを付けられる設定があります。この設定を有効にしておけば、NTTドコモの電波が届きにくくなったときにauの電波が掴める状況なら、自動的にpovo2.0の通信に切り替わります。

切り替わったことは、ステータスバーの微妙な変化でわかるのですが、通知などが出てくるわけではないので、気が付いたら切り替わっていた…ということが何度かあります。全くトッピングを積んでいない状態なら、劇的に通信速度が変化する(遅くなり、リッチな通信環境を要求するアプリは通信がタイムアウトします)ので気が付くんですけどね。

実は、これまでトッピングしてあった「1 GB・180日間」の3分の1くらいは、こうして自動的に切り替わったことに気付かずに通信に使われていました。そのために購入してあるモノなので、キチンと機能していること自体は喜ばしいことのはずなのですが、「勝手に使われた」という微妙な不満もあったりします…何を勝手なことを言ってるんだろう(苦笑)。

そんなことがあったから…というわけではないのですが、今回「いつものトッピング」に加わった「1 GB・180日間」は積み増さずに、現在povo2.0は無課金状態で使っています。SIMが切り替わったこともわかりやすくなりました。通知を受信する程度なら、0.1 Mbpsのスピードでも何とかなりますしね。SIMが切り替わったときに、その場でどうしても高速通信が欲しければ、そこでトッピングをすれば良いわけです。


さて、そんなときにどのトッピングを選ぶか?なのですが、もちろんひとつ候補になるのは「データ使い放題(24時間)」です。ただ、そこに1泊するのでもなければ、そこまで長時間・大容量の通信は必要ないことがほとんど。1日で330 円という価格は、ちょっともったいないかな…と思う場面の方が多いです。

こんな時に使えるのが、物販クーポン付きのトッピング。「0.3 GB・24時間」程度の容量なら、実質的にタダで使わせてもらえるものがあります。先日は、「ローソンのお買い物券300 円分が付いて300 円」というトッピングを利用しました。トッピングの購入だけなら、低速通信のみでも何とかなります。購入さえできれば、あとはauの高速回線が制限無しで使えるわけです。

この手の「コラボトッピング」は、結構頻繁に入れ替わっていろいろなモノが登場しています。このあたりもpovo2.0の攻めの戦略ということになるのでしょう。しかし、auグループということもあってか、ローソンのお買い物券はよく見かけます(もしかしたら常時提供されている?)。コンビニで買い物をする機会はそこそこありますから、お買い物券を使えずに損することはないでしょう。「困ったときにはローソンお買い物券」という流れになりそうです。


ところで、povo2.0についてはもうひとつ、気にしておかなくてはならない発表がありました。これまで、「24時間」と言いながら実際には事実上まる2日利用することができた「データ使い放題(24時間)」の利用時間が、9月17日の購入分から、プラン名どおりのキッチリ24時間となるのだそうです。

これについては、従来が大盤振る舞いだったわけで、ようやく本来想定されていたサービスになる…とも言えます。まあ、仕方ないですね。

なお、これ以外のトッピングについては、期間満了日の23時59分59秒まで有効…という形が当面続くとのこと。「○日間」という設定のものについては、この取り扱いの方がわかりやすいですし、このまま続けるのではないかと思っていますが、「24時間」を謳うものについては、今後同様の設定変更があるかもしれません。プレスリリースに注意しておきましょう。



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