スマートウォッチ・Galaxy Watch4を使い始めてから、もうすぐ満3年を迎えます。買ったばかりの頃はココにも結構記事を連投しましたが、その後はときどき思い出したように小ネタを投入している…という感じです。
とはいえ、それは決して飽きてしまったということではなく、相変わらず毎日朝から晩までGalaxy Watch4はワタシの右手首に巻き付いています。日々の暮らしの中にすっかり溶け込んでしまった…とも言えますし、記事が書けていないというのは、目立ったトラブルもなく安定して動いていたからこそです。
特に、日々のカラダの動きを記録するヘルスケアデバイスとしての存在感が大きいですね。ウォッチ自身は基本的には加速度センサーやジャイロセンサー、そして心拍センサーを使ってカラダの動きを記録しています。これらの数値から、具体的には毎日の歩数と通勤のウォーキングの距離、ストレスや睡眠などの状況が分析され、スマートフォン側の「Samsung Health」アプリで結果を見ることができます。
日々の分析結果に一喜一憂することはありませんが、それでも評価が今ひとつだと、「ちょっと気をつけようかな」と思うものです。Wii Fitが「体重を量るだけでも健康法になる」をエンターテインメントにまで高めていたことを、今さらのように思い出します。
そのGalaxy Watch4も含むWear OS搭載のGalaxy Watchたちに、最新版のOSアップデートが配信され始めたことが、先月から各方面で記事になり始めました。Samsungとしては「One UI 6 Watch」と呼んでいるものですが、Wear OSとしてもメジャーバージョンが上がった「Wear OS 5」となります。
私のところにはなかなか配信されず、「一番古いハードウェアだし、日本語版だし遅くなるのかなぁ」と思っていたのですが、ようやく12月11日に更新が可能である旨の通知が届きました。2 GBほどもある巨大なデータだったので、ウォッチへの転送に何度か失敗しましたが、それでも何とか最後は更新することができました。
One UI 6.0 Watchとしては、UIの見た目がかなり変わったな…と言う印象が強いです。新しい文字盤も追加されていますし、内蔵のアプリもルックスが刷新されています。リリースノートによると、システムフォントを新しいものに変更しているのだそうで、これも見た目の雰囲気が変わった要因かも知れません。内部的にもいろいろ改善はあるのでしょうけれど、手っ取り早く見た目が新しくなるのは、ユーザーとしては嬉しいところです。動作も鈍くなっていませんし。
ちなみに、Wear OSとしてのバージョンは先に触れたとおり5。Androidとしてはバージョン14に相当するようです。とはいえ、スマートフォンとAndroidバージョンが異なってもペアリングは可能ですし、そもそも大画面のスマートフォンと小さな円形画面のスマートウォッチでは同じアプリは動かせませんから、あまりバージョンは気にすることはないでしょう。
一つ気になっているのが、Samsung Healthアプリに「エナジースコア」なるものが追加されていること。アプリの説明によると「その日の心身の準備の度合いを測るものです」とのことで、生活リズムの規則性、運動量、就寝中の心拍数の変動などから計算しているようです。そもそもどう認識すれば良いのか?というところからよくわからない数値ですが、しばらく観察してみます。
3年前の製品であるGalaxy Watch4でも、最新版のOSアップデートを提供していただけるのは実にありがたいのですが、それでも物足りないのは、ハードウェアとしては装備しているはずの心電図や血圧の計測機能が、相変わらず日本向けには解禁にならないこと。巷には就寝中でも自動で血圧がモニタリングできるスマートウォッチも登場しているのに、もう日本市場ではGalaxy Watchでの心電図や血圧の計測を完全にあきらめたのでしょうか?日本の厚生労働省は面倒くさいことを言っていそうな気がしますが(いや、あくまでもイメージに過ぎませんが)、めげずにチャレンジしてほしいものです。
今回の話題としてはホントに余談なのですが、ちょうどOne UI 6 Watchが配信されてきたタイミングで、Galaxy Watch4のバンドが切れてしまいました。ベルト通しの細くなっているところの片側が切れたわけですが、ココが切れるだけでバンドはまともに巻けなくなります。OSが最新版になっても、ハードウェアは3年前のそのままですからね。シリコンゴムのバンドだってくたびれて当たり前か。
早速その晩のうちにAmazon.co.jpでちょうど良さそうなものを見繕って注文し、新しいバンドは翌日の晩に届きました。運送会社の皆様には本当に頭が下がる思いです。
新しいバンドもシリコンゴム製。純正品よりはちょっと短いのですが、もともと純正品はいちばん内側で留めてもちょっと緩い感じがしたので、むしろ今回の方がちょうどいい感じです。不測の事態からではありましたが、結果的に外観もちょっと見た目が新しくなって気分は悪くありません。本体ケースには結構傷が目立つようになりましたが…見ないことにしましょう。
当初懸念していた内蔵バッテリーの劣化もほとんど感じられませんし、当分はこのままGalaxy Watch4を日々の健康管理とスマホの通知受信、その他諸諸のお供に使おうと思っています。突然リタイアしたり、しませんように。
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