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モバイルはどう乗り換えるか

我が家のインターネット固定回線を、NTT西日本とのフレッツ光の直接契約からIIJmioひかりに転用手続きで乗り換えようと考えたわけですが、月々660円(10%税込、以下同様)のmio割を適用してもらうためには、モバイル回線も最低1回線は契約しなくてはなりません。

さて、どうするか?なんですが、最初は、モバイルPC用に小容量のデータSIMを1枚契約しようかと思っていました。5G対応のワイヤレスWAN内蔵のPCを導入するのなら、一緒に5G対応のSIMが欲しくなりますが、現在使っているOCNモバイルONEのシェアSIMは、5G通信には非対応なんです。IIJmioひかり自体も、キャンペーンでしばらくの間は安く使えるので、その間に乗り換えれば良いかな?という考えでした。

しかし、その新しいモバイルPCがなかなか決まらず、そもそもワイヤレスWAN内蔵のPCにするのかどうかも、自分の中で何だかわからなくなりつつあったところで、2月4日にIIJmioからモバイルサービスの価格改定のアナウンスがありました。値上げばかりのこのご時世に、あえてデータ増量+基本料金値下げで勝負です。


昨年10月に、「20GB・3,000 円弱」の格安プランの生みの親であるahamoが、定額料金は2,970 円のままで無料通信量を30 GBに引き上げ、「第2次ahamoショック」とも言える状況になりました。IIJmioもこれに対抗するということか、音声SIMの旧30 GB(2,700 円)を35 GBに増量した上で2,400 円に値下げ。旧20 GB(2,000 円)も価格据え置きで25GBに増量しました。

また、おそらくいちばんの売れ筋であった5GBは990 円から950 円に、10 GBも1,500 円から1,400 円に値下げ。10GBはもともと安かったOCNモバイルONE(1,628 円)よりもさらに安かったのですが、価格差が開いた形になります。

さらに、3月末までの期間限定で「IIJmioトクトクキャンペーン+(プラス)」が実施されます。新規契約(MNP含む)なら半年間、10GB以上のプランは10GB増量される上に、5GBと10GBの音声SIMは割引になり、「5 GB・500 円」「20 GB・900 円」となります。さらに、通話かけ放題の各プランも無料でプラスできてしまう…と、かなりの大盤振る舞いです。

これらを組み合わせることで、お得な乗り換えができるのでは?と思ってしまったわけです。…見事に、踊らされてますなぁ(汗)。


以前、「次のSIM探し」のためにアタマを整理したときにお伝えしたとおり、現状は下の表の通りの4回線を契約しています。

回線1. OCNモバイルONE (6~10 GB)AQUOS sense7主回線
回線2. povo2.0AQUOS sense7副回線
回線3. OCNモバイルONE(シェアSIM)レッツノート・CF-SV8
回線4. OCNモバイルONE(シェアSIM)iPad
現在ワタシが契約中のモバイル機器の回線一覧(2023年8月20日・「次のSIM探し (1)」から再掲)

回線4は解約する方向で方針を固めていましたが、残りの3回線をどんな形でIIJmioに割り振るか、あるいはOCNモバイルONEのまま行くのか…ということになります。先に触れた「最初の考え」では、回線3のシェアSIMをOCNにお返ししてIIJmioのデータSIMへ…ということになるのですが、これだとキャンペーンが終わればシンプルに値上げということになってしまいます。

以前、Amazon Music Unlimitedでハイレゾ音源を聴きまくるので、月々最大で30 GBくらい使っている…という話をしました。その後、調子に乗って聴きまくっていたのがちょっと落ち着いた他、よく聴く曲は自宅でダウンロードしておくようになり、月々の通信量は少々減りました。かなり変動するものの、10~20 GBくらいの範囲には収まっています。

月々15 GBもあれば、データの翌月繰り越しも利用しつつ何とか回せそうですし、20 GBあればお釣りが来そうです。もし足りなくなっても、IIJmioは追加の通信量チャージが220 円/1 GBと結構安いので、いよいよ我慢できなければチャージもアリですし、ローソンに行ってpovoのギガを実質タダでいただく手もあります。


そこで考えたのが、こんなパターン。

回線1. IIJmio音声SIM (10~15 GB)スマートフォンの主回線
回線2. povo2.0 音声eSIMスマートフォンの副回線
回線3. IIJmio音声orデータSIM(5GB)レッツノート・CF-SV8
モバイル回線乗り換え案

これなら回線1と回線3合計で15~20 GBをシェアする形で、いざという時にはpovo2.0の助けを借りながら、月々2,000 円強で乗り切れることになります。mio割の-660 円を考慮すれば、我が家の通信費としての合計は現状よりも安くなるはずです。乗り換えにはいろいろ手数料もかかりますが、キャンペーン特典で返していただきましょう。

ちなみに、回線3を「音声orデータSIM」としていますが、音声回線の場合は複数回線を持つと「家族割引」で1回線あたり100 円割引になるので、音声SIMにした方が合計の利用料は安くなります。キャンペーン期間中は5 GBの音声SIMがさらに安くなりますし、お得感倍増です。

余談ですが、IIJmioは通信回線をNTTドコモ回線とau回線から選べる上、音声eSIMの提供もしているので、物理SIM+eSIM仕様のスマートフォンでも、いざという時に回線を切り替える運用を1社の契約で完結できます。データをシェアしておけば、どちらの回線でどのくらいデータを使ったか意識しなくて済みますし、結構スマートな契約方法かも知れません。まあ、私はpovoにときどきギガをせびりたいのでそのままで行きますが。


ところで、先ほどの「モバイル回線乗り換え案」の表で、端末が「AQUOS sense7」から「スマートフォン」にしれっと書き換わっていたのにお気づきの方、かなり多かったのではないかと思います。

「IIJmioトクトクキャンペーン+」では、端末についても、MNP限定で破格の「のりかえ価格」が設定される機種が数多く用意されています。AQUOS sense7はSIMフリーなのだから、そのまま使えば済む話なんですが、せっかく回線1をMNPするのだから、「のりかえ価格」で新しい端末が安く調達できるなら、それに乗っかってみたいよなぁ…ということになりますよね。

実は、ついついそんな欲が出てきてしまったせいで、この後結構頭を悩ませることになります。続きはまた。



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