3月18日に、レノボ・ジャパンから「新世代のThinkPad」として実に7機種が一気に発表されました。レノボと言えば、先日のMWC2025でもいろいろな機種をお披露目していたわけですが、それを見ていた私が↓
ただ、不安なのは今回はあくまでも海外でのプレスリリースで、日本には実際にどんな仕様で入ってくるのかわからないこと。さすがに日本で販売されないとは考えにくいのですが、それでも心配になります。
…なんて書いていたのが、レノボさんに伝わったのでしょうか。あまりにぴったりのタイミングでビックリしてしまいます。
MWCでお披露目されて注目を集め、ワタシも非常に気になっていたThinkPad X13 Gen 6は、日本でも海外とそれほど時間差を開けずに、Intel版が5月に、AMD版は6月に投入されるようです。それぞれに仕様の概要がレノボのTechブログ上でも公開され、もう少し具体的な姿が見えてきました。
しかし、仕様概要を見てみると、ちょっと不思議に思う点があります。それは、タッチパネル画面仕様がIntel版にしか投入されないこと。タッチパネルは、指で画面に直接描画できる点でCopilot+ PCの画像生成AIとの親和性が高いと見ているのですが、Copilot+ PCになれるAMD版には用意されません。何ともチグハグさを感じてしまいます。それとも、レノボさんとしてはそうしたニーズは高いと考えていないのでしょうか。
「2025年の年明けには始まる」と聞いていた X1 Carbon Gen 13のカスタマイズも、まだ始まりませんし…。
とぼやいていた声も聞こえてしまったのでしょうか、ThinkPad X1 Carbon Gen 13 Aura Editionのカスタマイズ販売も、ようやく始まるようです。こちらは、昨年から先行で販売されていたCore Ultra 200Vシリーズ搭載機のカスタマイズ追加に加え、4月からはCore Ultra 200H/200Uシリーズ搭載機も登場します。「2025年」と予告されていた5G対応のワイヤレスWANも選択できるようです。
こちらも、レノボのTechブログに概要が紹介されています。こちらも、Copilot+ PCになれる資格があるもの、ないものが併存するラインナップなのですが、こちらも用意されるオプションの組み合わせにちょっと不思議なポイントがあります。Copilot+ PCになれるCore Ultra 200V版では、タッチパネル画面は1920×1200ピクセルの液晶しか選べません。そうではないCore Ultra 200H/200U版では、2880×1800の高解像度のOLEDタッチパネル画面も選べます。
…と、ここまでなら「これまたチグハグな印象」で終わるところなのですが、ココまで書いて思い出したのが↓
例えば、X1 Carbon Gen 13の場合には3K解像度のOLEDは私にはちょっとオーバースペックだと思うので、「1920×1200の液晶タッチパネル」あたりが選べるようになると嬉しいところです。
…という自らの昨年末の記事でのコメント。このときには、コスト減のみならず、解像度が下がることによりバッテリーライフ延長の効果も期待しています。
実際に今回発表された仕様を見ると、JEITA測定法3.0基準のバッテリー動作時間は、昨年9月に発表された初期バージョン(動画再生時 約 11.6 時間・アイドル時 約 14.5 時間)よりも今回(約 16.6 時間・約 29.9 時間)の方がはるかに長くなっています。今回更新されたX1 Carbon Gen 13の詳細スペックシートでも、この結果がタッチパネル液晶搭載時のものであることが明らかになっています。
これまで「将来性を考えればCopilot+ PCを選んでおきたい」「ワイヤレスWANの優先度は高い」「タッチパネル搭載で1.1 kgならライバルより軽いX1 Carbon Gen 13は魅力的」なんてコメントを積み上げてきましたが、今回発表された内容なら、どうやらこんな私のワガママなリクエストを全部クリアできそうです。それこそあとはお値段次第、なのですが…実際にどんな風に販売されるのか、注目しておきます。
それにしても、他社製品に帯に短したすきに長し的「ちょっと違う」感があるのと比べると、レノボさんにピンポイントに狙い撃ちされたような不思議な感覚なのですが、もしかして、チャットで問い合わせたのも効果あったのかしら。それどころか、この記事もレノボの中の人にこっそり読まれていたりするのかしら。…まさか、ねぇ。
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