プロ野球が開幕して3週間が経ちました。予想通りというのか、予想外というのか…そのあたりは人によって見方が違うようですが、セ・パ両リーグとも昨年の優勝チームがつまずいているようです。やっぱり連覇するのは難しいということなんでしょうか。そして、例の某中日ではない新聞社の球団も、最初こそ良かったもののもう一つ上手く行っていないようです。まあ、はっきり言ってあの陣容で試合に負けているようでは全然ダメ。全勝したって不思議じゃないですよ。…そうならないところが面白いんですけどね。
私は数あるスポーツの中でも野球が好きなんですが、野球を扱ったコンピューターゲームも結構いろいろ持ってます。自らがボールを投げ、バットを振るゲームも持っていますが、特に好きなのは自分は監督になって、選手起用法を考えたり選手たちに指示を出したりするタイプのものです。自らプレーするのが下手だからでしょうか。
戦力的には弱いチームで、強いチームを負かすのが特に楽しいんです。実際にそれが出来てしまうところが野球のおもしろさですね。盗塁に送りバントにエンドラン、スクイズ…。リアルタイムに出されるベンチからの指示が試合の流れを変えるおもしろさでは、私の知っている限り野球が一番です。
そんなわけで、私はたくさんの「監督シミュレーションゲーム」を所有していますが、こう一言で括っても、その中身は千差万別です。どのゲームでも選手起用の決定、ベンチからのサインは再現していますが、1軍・2軍の入れ替え、スコアラーなどからの情報収集、選手の調整方法の指示など、試合そのもの以外のこともいろいろしなくてはならないゲームもあります。さらにはキャンプでの選手育成、有望な新人選手の発掘や助っ人外人探し、契約更改のときには年俸の決定やFA選手の引き留めまでさせてくれるゲームもあります。もうここまで来ると監督兼スカウト兼オーナー兼社長ですね。
この春登場予定の「野球道4」では、プレーヤーは球団から監督に雇ってもらえなかったり、監督を解雇されたりしたときには、プロ野球解説者として1シーズンを過ごすのだとか。こうなってくるともう「野球界シミュレーションゲーム」です。
ところで、私がこうした野球シミュレーションゲームを買ってきたときに最初にやるのが、「全チームをコンピュータに指揮させて1シーズンを戦わせる」こと。これをやると、そのゲーム中での各チームの戦力がわかりますし、コンピュータの思考がどのくらい現実的かもわかります。その後私の楽しみは「ひいきの中日ドラゴンズで日本一になる」→「コンピュータ指揮で一番弱かったチームで日本一になる」…と続きます。選手データのエディットが出来るゲームだと、その後さらに楽しめますね。「こんなはずがない」と選手データを捏造したりして。
今私の持っている最新のゲームは、コンビニを販路に持つデジキューブが先月発売した「Dugout WIN」。選手データはもちろん2000年度の開幕前の最新のものが使われています。選手能力のパラメータ化もなかなか細かくて面白そうです。珍しいのが、全ての選手に打者としてのデータと投手としてのデータがちゃんと用意されていること。昨シーズン話題になった「ピッチャー・新庄」も、ピッチャーでホームランを3本も打ったガルベスもちゃんと再現できそうです。
早速コンピュータに戦わせてみたんですが…我らが中日ドラゴンズが弱くてがっかりしているところです。まあ、現実のドラゴンズも今どん底で喘いでますから、これも仕方がないでしょうね。下馬評とは異なる現実と、シミュレーション結果とが近いというのは、ゲームのシミュレーションが良くできていると言うことですし、何より弱いチームを指揮して勝つのは楽しいですからね…言ってて悲しいんですが。
コメントを残す