2月18日、ついにWindows 2000が世界各地で発売されました。Beta3版の一般公開から一貫してこの新OSを追い続けてきた私が、何故18日にWeekly SSKの号外を出せなかったか?…それは、私がWindows 2000を手に入れたのが18日の夕方で、その後ゆっくりインストールしたからです。今回の記事のために取材していた…ということもありますが。
Windows 95以来恒例になりましたが、全国各地で18日の午前0時に売り出されたそうですね。私の住む浜松でも何店かでカウントダウンが行われたようですが、18日朝の新聞記事によると、某店前には「数人が集まった」とか。さすがに自称PCオタクの私でも、そこまで物好きではありませんでした。真冬の、しかも平日の夜中ですからねえ。
それまで使っていたRC2版(プレリリース版)の使用期限は、使用許諾契約書によると「製品版の発売日まで」。ということは、18日のうちに製品版をインストールしないと契約切れと言うことになります。カウントダウンしてくれたおかげで、ちょっと時間の余裕も出来た…と喜んでいる人もいるんでしょうか。まあ、パソコンソフトに関する権利なんて、最もないがしろにされているものの一つですから、買わずにプレリリース版を使い続ける人もいるんでしょうね。自分でもパソコン用のプログラムを書いたこともある私としては、こういう権利は大事にして行かなくてはならないと思っています。幸い、私のLet’sくんにはちゃんと18日のうちに製品版Windows 2000をインストールすることが出来ました。
製品を購入したときに販売店からもらったのが、「Windows 2000用ドライバ」CD-ROM。前にBeta版の試用レポート(1) (2)で「Windows 2000を使う上での最大のポイントは周辺機器のドライバがどれだけ揃うかである」…とコメントしたんですが、OSに標準添付のドライバ以外に、かなりたくさんのドライバが用意されました。私の利用環境に関係するところでは、EPSONから公開されたPM-800Cなどの最新プリンタのドライバが入っていました。
このCDに収録されたもの以外にも、各社のホームページにはWindows 2000の発売に合わせて対応ドライバやBIOSアップデートなどが公開されています。各社の対応状況を見ると、Windows 2000に対する態度がわかってきますね。
例えば、IBMのホームページには、Beta3版が公開されている頃からWindows 2000対応の各種アップデートプログラムが公開されていました。非常に普及に熱心であろう事が伺えます。
逆にお寒いのは松下電器。Let’s noteのアップデートプログラムが製品版発売に間に合わなかったばかりか、次世代の周辺機器として普及の先頭に立ってきたはずのDVD-RAMのドライバも用意できなかったなんて…。製品版のWindows 2000は、発売よりもかなり前に各社に渡されているはずなんですが。
何人かの方から「Windows 2000ってインストールした方がいいの?」と訊かれましたが、私としては「もし全ての所有機器とソフトウェアがWindows 2000でサポートされているのなら、是非入れるべきでしょう」とお答えしたいと思います。OSそのもののポテンシャルは高いんですが、やはり一番大事なのは自分の使いたいように使えるかどうかなんですよ。…まあ、皆さんがチャレンジしてみるのを止めることはしません。でも、きっと苦労すると思いますよ。幸い私のCF-S21(Windows 2000はサポート外です)は大きな不具合無しで動作していますが。
コメントを残す