いよいよプロ野球もオープン戦がスタートして、本格的なシーズンの到来を感じさせますね。私の住む浜松でも、オープン戦が毎年1試合は開催されます。今年も例によって開催されましたが、それが今日。浜松市営球場の中日×西武戦です。
私は皆さんご存じのとおり(?)ドラゴンズファンですから、浜松で行われるドラゴンズ戦は出来る限り見に行くことにしています。週明けくらいから、今年もそろそろ切符を手配しよう…と思っていました。私は内野席で紳士的に野球観戦するのが好きなものですから、前売り券で買っておくことが多いんです。まあ、そんなにあわてなくても買えるな…と思っていたんですが、敵は意外なところに潜んでいたのです。
私をあわてさせたのが水曜日(1日)の朝刊でした。「松坂、次の登板日は5日」。…まずい。このままでは松坂目当てのしょーもない観客に切符が買い占められてしまう。すぐに買わなくては…というわけで、朝7時前なのにもかかわらず、早速新聞屋に電話しました。もちろん私の愛読紙は中日新聞と中日スポーツですから、いつもの新聞屋で切符が手配できるんです。
幸い切符は手に入りました…もう1塁側は売り切れで3塁側でしたが。母が新聞屋から聞いた話によると、ここ2、3日で急に売れ出したとか。これもきっと松坂効果でしょう。結局当日券はなかったとか。
土曜日(4日)の中日新聞(中日スポーツではなく)の1面には、何と練習する松坂のカラー写真が登場。相変わらずマスコミの人たちは松坂一人だけ追いかけています。さすがの松坂でも一人では野球は出来ないんですけどねぇ。ま、中日ではないどこかの新聞社の球団みたいにスタメンに何人でも無制限に出せると思ってるのと似たような勘違いです。
さて、いよいよ当日。前日の雨も上がり、なかなかの野球日和。バスと電車を乗り継いで球場に向かいました。
先に3塁側内野席で残念だったかのような書き方をしましたが、実は3塁側の座席には非常に嬉しいポイントがあります。それは、ホーム球団の陣取る1塁側ダッグアウトが正面に見えること。これは、1塁側座席にも、バックネット裏にも真似できない特権です。選手はもちろん、グラウンドではあまり見られない監督やコーチ陣の表情まで知ることが出来ます。私の席は3塁ベースの辺り、前から7列目。まさに特等席…だったんですが、今日ばかりはちょっと事情が違いました。
5回表の始まって少し経った頃。前の方がにわかにざわつき始めました。そのうち、みんな座席から立ち上がり、後ろの方からも通路にたくさんの人がなだれ込んできます。その下にあるものは見えませんでしたが、見なくたってわかります。どうやら松坂がキャッチボールを始めたようです。前の方の座席だったことが災いして、全く前が見えません。自分が試合を見られないのはもちろん腹が立ちましたが、グラウンドでプレーしているのに全く注目されていない選手たちがかわいそうでした。「試合が見えないぞ!」という怒号も飛んでいました…。
その松坂ですが、5回からの2回を投げて被安打4、失点4。まだまだ調整中でしょうから成績のことはどうのこうの言えないんでしょうけど、ドラゴンズファンとしてははっきり言って楽しい場面でした。
ライオンズの投手が交代した途端、席を立った人も多かったようですね。マスコミに洗脳されて、日本の社会全体が松坂が一人で野球をやってるかのような誤解をしているようです。ライオンズの選手の皆さん、彼よりも目立つくらいに頑張らなきゃダメですよ。
ドラゴンズ側にも、バリバリの現役大リーガー・ディンゴ選手のデビューという話題がありました。バッティングは迫力十分、心配された外野守備もまあまあ大丈夫そうですね。ちなみに試合の方は8?4でドラゴンズが勝ちました。よかったよかった。この時期の試合は結果ではなく内容だとは思うんですが、打線が繋がり小刻みに追加点をとれましたし、内容でも良かったのではないでしょうか。
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