鍵盤へのこだわり

最近、5年前に作りかけていた曲を完成させようと思っていろいろ考えています。5年前に作ってあったのは、歌詞を書いた一太郎文書と演奏を記録したMIDIデータ。MIDIデータに入っていたのはメロディーとピアノ伴奏の2パートだけでした。この曲を元に、歌詞を手直ししたり他の楽器パートのアレンジをしたりして作品にしていく予定です。

自分で言うのも何ですが、この曲のピアノパートというのが結構格好良くて、基本的にピアノはそのまま使ってやろうかと思っていました。5年前の演奏をそのまま使ってもいいんですが(全く音質劣化がないばかりか音質の向上すら可能なのがMIDIデータの良いところですね)、ちょっと曲の構成を変えたので「ここは新しく録り直そうか」と思ったんですよ。ところが…む、難しい…こんなに難しい曲を弾いていたのか?

私は、小学2年生の時から高校卒業までの11年間電子オルガン(「エレクトーン」はYAMAHAの登録商標ですよ)を習っていました。中学の頃からは独学でピアノも弾くようになり、幸いそこそこ以上には弾けるようになりました。

実は、ピアノを始めたきっかけは中学の合唱コンクールでピアノ伴奏をしなくてはならなくなったことなんですが、もともとピアノという楽器は好きでした。ピアノは、アコースティック楽器では最も広い音域を持ち、同時発音数も最も多い楽器です。さらに、こうしたスペック上の能力だけでなく、その表現力の高さは素晴らしいものがあり、完全なソロ演奏で音楽的に完成された作品を作り出せる楽器の一つです。

私としては、一応「鍵盤弾き」の端くれとしてのプライドもありましたから、今のようにパソコンを使って演奏データを作るようになってもピアノやオルガンなど鍵盤楽器のパートは基本的にリアルタイム入力で作るようにしていました。しかし、ちょっと演奏で気にくわない部分があっても、数値をちょっと直せば済むんだ……と思った瞬間に堕落は始まりました。数値打ち込みだけで全てのデータを作ることも多くなり、気が付けば演奏能力はずいぶん落ちてしまっていたのです。

5年前の自分の演奏を聴いて、そんなことを思い出しました。パソコンで緻密に演奏データを作り上げていくのも、人間がそこに介在している以上、楽器の演奏手段の一つではあると考えていますが、やはり鍵盤は私の表現の原点です。せめて自分で作る鍵盤楽器のパートくらいは自分で弾けるようにしておきたいものです。また昔みたいに運指の練習から始めてみようかな?


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