SSK Worldがブログベースに衣替えしたことで、増えた機能の一つに「フィードの配信」があります。フィードというのは、インターネット上での情報提供の一形態で、ユーザーが一度フィードを専用のリーダーソフトに登録すれば、ユーザー側からアクションを起こさなくても自動的に更新状況が知らされる「プッシュ型」のサービスを提供する仕組みです。ブログの更新状況に限らず、ニュース速報等の配信にも使われています。Webサイトの中身と同じHTML文書の他、音声や動画を配信する「Podcast」もありますね。
RSS、atomといった互換性のない規格があるのは困ったところですが、Movable Typeのシステムではこれらのフィードに対応しています。私がSSK Worldの記事を更新さえすれば、Movable Typeが自動的にそれぞれの規格のフィードを作成して、読者の皆さんに配信してくれます。もっとも、フィード自体は書式が決められた単なるテキストファイルで、ユーザー側のリーダーがこれを定期的に読み込んで確認しているだけのことなんですが。
SSK Worldやその他多くのWebサイト、Webブラウザのツールバー等でフィードの存在を示すときに、こんなオレンジ色のアイコンが使われているのを見かけます。このアイコンは、もともとMozilla Firefoxが最初に使ったものだそうですが、Internet Explorer 7がフィードリーダーの機能を標準装備するときに、Mozillaに対して「このアイコンを使いたい」と申し入れたのだとか。何ともMicrosoft社らしからぬ、オトナの対応ですね。Mozilla側でも、このアイコンはどんどんオープンに使ってもらおう…という方針のようで、現在では事実上の標準アイコンになってきているようです。
皆さんの側からすれば、更新したときにお知らせが届くわけですから、更新されたかどうかを確認するために何度も定期的にアクセスする必要がなくなり、とても便利ですよね。一方で、Web制作者側からすると、更新しない限りアクセスしてもらえない…という事態になるわけで、アクセス数を増やしたい場合には大問題になります。いろいろな考え方はあるのでしょうけど、基本的にはこつこつと、こまめにコンテンツを更新していくのが一番のような気がします。
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