弟・ささっち夫妻が、私を捨てて携帯電話をNTTドコモからソフトバンクに変更してから2ヶ月ほど経ちました。ささっちのブログによると、スキー場で電波が圏外で、寂しい思いをしたようですね。
NTTドコモ東海のWebサイトにあるサービスエリアマップで、長野県南部(ここはNTTドコモのサービスエリアなんですが、ドコモ東海からちゃんと見られます)を見ると、問題のあららぎ高原スキー場のある近辺だけにピンポイントで色が塗られています。どうやら、このスキー場を狙って基地局を設置しているようです。
FOMAのサービスが始まったのが2001年10月、Softbank 3Gの前身であるVGSのサービスが始まったのは1年遅れた2002年の12月でした。最初は、どちらもサービスエリアが狭いのが嫌われ、なかなか普及しませんでした。その後、両者とも基地局を増やし、サービスエリアもこれに伴い広げてきたわけですが、サービスが早く始まった分の差なのか、現在でもFOMAの基地局の方がずいぶん多いらしいですね。
ソフトバンクのエリアマップは、NTTドコモのエリアマップと比べるとかなり広い面積が塗られていますが、どうも広すぎるような気がしてなりません。movaと同じ800MHz帯であるプラスエリアも使ってエリアを広げているFOMAと比較して、より周波数の高い(物陰を回り込みにくい)2GHz帯のみで展開していて、しかも基地局数が少ないSoftBank 3Gの方がサービスエリアが広いとは考えにくいんですよね。
あるいは、エリアの広さとしてはある程度カバーしているものの、圏外になってしまう場所は残っている…というのが現状なのかも知れません。既に両者とも人口カバー率はほぼ100%に近い状況で、人の集まるエリアから圏外を減らす方向に重点を移しているようですが、基地局数の差が出ているような気がします。
近年では、郊外に行くとauが一番よくつながる…という話を聞くようになりました。一からネットワークを作り直さなくてはならなかった両社とは違い、auの基地局は基本的にはcdmaOneの時代からの延長線上にあるシステムですから、より広いエリアをカバーできているのは、ある意味当然かも知れません。しかも、電波の回り込みが起きやすい800MHz帯を使っていますからね。
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