3月3日は桃の節句。女の子の健やかな成長を願う、ひな祭りの日です。去年までは、「そんな日もあるなぁ」程度にしか思っていなかったのですが、今年は全く扱いが違います。何しろ、娘の初節句ですからね。我が家の一大イベントです。
紫緒が買ってもらった七段飾りが、彼女の実家にしまってありました。親子二代を同じひな人形で祝えるなんて、とても嬉しいことですよね。是非ともこれを飾りたい!と思ったわけですが、何しろ我が家はいろいろなモノで溢れかえって、足の踏み場にも苦労する状態。約2畳のスペースが必要な七段飾りを出す余裕はとてもありませんでした。
「七段飾りは無理だから、親王飾りにしておけば?」と言われましたが、「親たちの都合で、せっかくの七段飾りを出さないでおくのは娘がかわいそうだ。一生に一度の初節句なんだし」と強硬に主張し、散らかった部屋を必死で片付けて、家具のレイアウトを大幅に入れ替えて、何とか居間に押し込みました。頑張ってみれば、何とかなるものです。
さすがにかなり年季が入っていますから、道具や小物類にはずいぶん傷んでいるものや、なくなってしまったものもありましたが、人形は意外なほどに無事。並べてしまえば、結構様になるものです。並べるのを手伝ってくれたお義父さん、どうもありがとうございました。
もう一つ、私の伯母が、「狭い家でもこれなら飾れるだろうから」と、つるしびなを贈ってくれました。かわいらしい動物の人形が数多くぶら下がったつるしびなには、七段飾りとはまた違った趣があります。
これで、我が家もすっかり「女の子のいる家」らしくなりました。それにしても、3年前には既にこの部屋に住んでいたわけですが、こんな状況になることは全く想像できませんでしたね。どんな劇的な変化も、タイミングさえ合えばたいした時間は必要としないようです。
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