3月になりました。「フルブラウザの使い道」ではどうするか迷っていたパケ・ホーダイフルの利用は、結局先月で終了。今月からはまたパケ・ホーダイに戻しています。「ケータイでフルブラウザ使いホーダイ」に2,000円を払うのはちょっと高すぎるかな?という結論に達しました。通信速度は他のフルブラウザが使える手段よりも格段に速いんですが、操作性にはやはり難があります。
N905iμにはいろんな機能が内蔵されていて、これらを活用するためのiアプリも数多くインストールされています。おサイフケータイ関係のアプリや、ケータイを振って操作する「直感アプリ」対応のゲームソフトも入っていますが、これらは今のところほとんど使っていません。実は、一番頻繁に起動しているのが、今日の話題である「地図アプリ」です。
地図アプリは、N905iμに内蔵されているGPSアンテナからの位置情報を元にして、現在位置を確認したり、移動経路のナビゲーションをしてもらったりするiアプリです。GPSといえば、カーナビでもお馴染みの、人工衛星からの信号を元にして現在位置を割り出すシステムですが、携帯電話との連携は、auが早い時期から積極的に取り組んでいた機能ですね。ケータイで「人ナビ」を実現した「EZナビウォーク」のあたりから、私も注目していました。もともと、どこにでも持ち歩いて使うアイテムである携帯電話は、現在位置を高い精度で知ることができるGPSと相性が良いはずです。
地図アプリを起動してみて印象的なのは、大きな文字で表示される初期メニュー画面。わかりにくいカタカナ言葉も極力排除した、いわゆるユニバーサル・デザインです。iアプリの中には、細かい文字を表示するものがかなり多いような気がしますが、これはかなり雰囲気が違います。多くの人たちに、気軽に使ってほしいというメッセージが伝わってきます。
カーナビ専用機と同じように、多彩な条件を設定して、ルート案内をすることができます。地図データは、必要な部分を随時ダウンロードしてくる仕組みになっていますから、常に最新の地図を利用することができます。ただし、積極的に地図アプリを活用したい場合には、パケ・ホーダイ(またはパケ・ホーダイフル)の契約は必須と言って良いでしょう。
市街地などGPS衛星の電波を捕捉しにくい場所では、最初に現在位置を確定させるのにちょっと苦労しますね。それでも、一度確定できればその後はびっくりするほど正確に足取りをトレースしていきます。ルートを外れたことを認識するまでにはちょっと時間が掛かりますが、これはカーナビ専用機でも同じような傾向ですから仕方ないところです。地図や経路データを位置情報の精度向上に利用するマップマッチングを使いますからね。
電車に乗っているときでも、ほぼリアルタイムで現在位置を表示し、この先の通過駅も案内します。考えてみると、屋根の下にいる状態でもGPS衛星を捕捉し続けているわけで、ケータイのGPSアンテナも意外に感度が高いようです。
きちんと乗り換え経路を案内してくれるんですが、さすがに駅の構内までは案内してもらえないようです。本当は一番案内が欲しい場所なんですけどね。GPSが人工衛星の電波を利用するものである以上、屋根のある場所に弱いのは仕方ないところです。しかし、特に大都市に行くとこうした「迷いやすい屋根の下」は多いわけで、的確な道案内への需要は多いはずです。
洋服の胸ポケットにすっぽり収まるコンパクトなケータイで、全国どこに行っても地図が見られて、しかも地図上には自分の現在位置まで表示してくれるわけですから、こんなに便利なことはありません。「地図アプリ」はすっかり私のツボにはまったようです。
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