前回のレッツノートのある暮らし「CF-R4のリカバリーDVD」で、思わせぶりな締めをしています。もしかすると、あれだけでこの先の展開が読めてしまった方もあるかも知れませんが、とりあえず話を先に進めましょう。
今回の私の「計画」を実現するためには、どうしてもCF-R4Gの分解をしなくてはなりません。これまでにCF-S21・CF-B5・CF-R2と、私の所有していたレッツノートはことごとく分解される運命をたどっていたのですが、CF-R4Gは購入してから3年以上が経つ現在に至るまで、なぜか分解されることがありませんでした。別に情熱が冷めたわけではなく、当面分解する必要がなかったからなんですけどね。
結論から言えば、CF-R4Gの分解作業自体は、CF-R2の分解とほぼ同じ流れで可能です。難易度としては、CF-R2よりはやや低いと言って良いかも知れません。しかし、先端の技術を軽量な筐体に収めているレッツノートですから、作業は決して簡単ではありません。簡単だと思えてしまうのは、ある程度場数を踏んだおかげかも知れませんね。
なお、今更繰り返すまでもありませんが、分解・改造は自己責任で行うものであり、分解に失敗してもメーカーで修理を受け付けてもらえない可能性があります。この記事を参考にして分解に失敗しても、私は一切責任は負いかねますので、念のため申し添えておきます。
それでは、レッツノート・CF-R4Gの分解を始めましょうか。
1. CF-R4の電源を完全に切り、ACアダプターとバッテリーを取り外します。
2. キーボードを取り外します。背面の黄色○印のネジ2本を外します。なお、この後パームレストを取り外すために赤○印のネジを外すことになります。それぞれネジの長さが違うのでご注意を。
3. 先の写真の青色□の部分は、薄い金属製のパーツ2枚をはめ込んで留めてあるので、これを外します。小さなマイナスドライバーなどでゆっくりと図のようにずらすと、プラスチック製の突起にはまっている金属パーツが外せます。部品を変形させたり破損させないようにご注意を。
4. キーボードを液晶画面方向にずらして持ち上げ、本体から外します。キーボード底面の金属板が非常に薄いので、変形させてしまわないように注意。
このときに、キーボード右側がなかなか外れませんが、ここには小さな両面テープが貼られています。あわてず、丁寧に剥がしていきましょう。
キーボードと本体は薄いフィルムケーブルでつながっています。これも傷めないように注意。赤○印のところに、先ほど触れた両面テープがあります。
5. 先の写真の青色□部分は、CPUやチップセットからの熱を伝える放熱版です。これを取り除きます。チップとの接触面にはシリコングリスやゲルシートが付いているので、これらを剥がしたり傷めたりしないように注意しましょう。
6. キーボードと本体をつなぐフィルムケーブルを外します。黒いパーツと白いパーツの間のへこみに小さなマイナスドライバーを差し込み、白いパーツを右に引き出してやると、フィルムケーブルが手で抜けるようになります。このあたりは、CF-B5・CF-R2のときと基本的に同じです。
これでキーボードが本体から外れました。この後は、パームレスト部も外して本体内部にアクセスできるところまで持っていくのですが…写真の量も多くなってきたので、続きは回を改めてということにしましょう。
コメントを残す