2月になると、伊豆には桜の季節がやって来ます。いちばん有名なのは河津桜でしょうか。先週出かけた熱海でも、この時期は早咲きの桜を楽しむことができます。
この週末は、南伊豆町に向かいました。青野川沿いの「みなみの桜並木」には河津桜とソメイヨシノが植えられていて、この時期から花を見ることができます。ピンクの桜と黄色い菜の花、青い空の対比が気持ちいいお花見スポットです。…ということなんですが、今回はその前にもう一つ。実はちょっと炭焼きに行ってきたんです。
みなみの桜並木からちょっと脇に入った山の中、テラ・憩いの里で開かれた「炭焼き体験会」に出かけました。炭焼きの講師・杉浦銀治さんは、「国際炭やきの会会長」という何だかものすごい肩書きをお持ちなんですが、実に気さくなじいちゃんでした。土曜日に炭窯に詰めた竹に火を入れて、日曜日の昼に出来映えを確認。残念ながら完璧とは行きませんでしたが、いろいろな作業で体を動かし、いい汗をかきました。
日曜日の午前中には、南伊豆野鳥の会の大野一雄さんに案内していただき、野鳥を探して山中を散策しました。尾根まで上ると、南側には海が、北側にはモザイク模様の里山が広がります。冬なので葉を落とした木と緑の葉を付けたままの木が混ざっているわけですが、春や秋に登るとさらに楽しい景色を見せてもらえそうです。
もちろん、野鳥そのものもいろいろ見つかりました。姿を見るのはなかなか難しいんですが、鳴き声は結構よく聞こえます。声でいろいろ区別が付くようになると、それだけでもかなり楽しめるはずです。もちろん、その声が姿と結びつくともっと楽しいのでしょうね。
テラ・憩いの里のキャンプ場には、テントサイトの他にもバンガロー、キャビン、アメリカ原住民が建てる円錐形のティピテントなど盛りだくさんの宿泊施設があります。ログハウスのペンション「シンフォニーハウス」もなかなか雰囲気のある建物です。今度はゆっくり泊まりに行ってみたいですね。
2月5日から3月10日まで、「みなみの桜と菜の花まつり」が開催されています。先にも触れたとおり、青野川の堤防に沿って河津桜とソメイヨシノが植えられているわけですが、これと並んでこのエリアのシンボルになっているのが菜の花畑。炭焼き体験会が解散になった後、まずはこちらに向かいました。
下田市街からだと国道136号線を南に向かい約15分。日野(ひんの)の交差点角に休耕田を活用して作られた菜の花畑が広がります。ここを直進すると石廊崎や弓ヶ浜方面、右に曲がれば下賀茂温泉から松崎方面へ抜ける道…というポイントで、これまでにも何度も通っています。
この日は菜の花畑で結婚式が開かれましたが、私たちが行ったのは式の終わった後。駐車場には苦労せずに入れましたが、訪れている人はまだまだ多かったですね。すっかり真っ黄色に染まった菜の花畑。本格的な一眼レフから携帯電話まで大小さまざまですが、カメラを構えている人が目立ちました。確かに絵になります。
次に向かったのが、今月にオープンしたばかりの湯の花観光交流館。ここには南伊豆町観光協会の観光案内所の他、展示ホール、地場産品の直売施設、足湯などがあります。菜の花畑の周辺ではまだ桜はあまり咲いていなかったんですが、こちらの方ではかなり開花が進んでいます。
この日は結構たくさん歩いたので、足湯に浸かってきました。稲取の足湯はちょっと温度が高めだったんですが、こちらの足湯はすんなり入れる肌に優しい温度でした。ただ、効き目の方もちょっと私にはマイルドすぎたかも。もっとも、天然温泉ですから行くたびにコンディションは違いそうですけどね。
今週も楽しい週末を過ごすことができました。ただ、盛りだくさん過ぎてちょっと疲れてしまったかも。せっかくの休みだから…と欲張りすぎたんでしょうか。それでも休んでいるのはもったいないですね。伊豆にはまだまだ行きたい場所がたくさんあります。
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