ウィルコムの新しい高速モバイルデータ通信「WILLCOM CORE XGP」が、4月27日からエリア限定サービスを開始するのだそうです。「エリア限定サービス」とは言っても、サービスエリアは東京の山手線内近辺のみ、一般からのモニターは募集しない…という、サービス開始と表現するよりもむしろ「実用化に向けての最終テスト」という意味合いが強いものです。
「XGP」というのは、これまで「次世代PHS」と呼ばれてきた通信技術の国際規格名で、このXGPを核にしてモバイルブロードバンドを実現するサービスを総称して「WILLCOM CORE」と呼ぶことになったようです。既にNTTドコモの通信インフラを借りた「WILLCOM CORE 3G」が企業向けサービスとしてスタートしています。
WILLCOM CORE XGPの通信速度は、上り・下りとも最大20Mbpsだとか。従来のAIR-EDGEと同様のマイクロセルによるサービスで、都心でも最大速度にかなり近いパフォーマンスが引き出せるはずです。
エリア限定サービスは9月30日までとアナウンスされていますから、予定通りに進めばおそらく本格的サービス開始は10月1日から。モバイルブロードバンドのライバル・
モバイルWiMAXは、既にUQコミュニケーションズにより2月からサービスが開始されているわけですが、ずっと「絵に描いた餅」状態だった次世代PHSの方も、ようやく姿が見えてきました。
今私が住んでいる下田市で使えるようになるのは、おそらく来年以降になるのでしょうけど、基盤整備に既にあるEDGEインフラが活用できることも考えると、静岡市や浜松市あたりでは10月の一般サービス開始当初から使えるようになるのかも知れません。楽しみにしておきましょう。
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