週末になると、いろいろな場所に出かけてしまう私たちですが、毎週そればかりしているわけにも行きません。週末の時間に余裕があるときにしかできない、家の仕事もいろいろと片付けておかなくてはなりません。…と、そんなことを言いながら、今日も午前中は河津バガテル公園に行ってきたんですけどね。紫緒の会員証のおかげで、お得に利用できます。
午後に家に帰ってきてから、ちょっとひと仕事することにしました。洗濯機を載せる台を作ったんです。
この洗濯機については、以前にも話題にしたことがあります。買ったのは4年半ほど前。ドラム式の全自動洗濯乾燥機で、浜松の賃貸マンションの脱衣所に納めるときには、入口の扉を外さないと入れられず、ちょっと苦労しました。
その後、無償修理も受けたりしながら、量が激増した我が家の洗濯物を黙々とさばき続け、去年私たちと一緒に下田にやってきたわけですが、ここの脱衣所では浜松とはちょっと違う問題に直面しました。脱衣所の防水パンに洗濯機が収まらなかったんです。パンの寸法自体は、洗濯機の足の位置が工夫されているので問題ないはずだったんですが、問題は水道の蛇口が低すぎたこと。昔ながらの洗濯機と比べると全高が高くなっているので、蛇口にぶつかってしまい奥まで入りません。
とりあえず、ホームセンターで角材を1本買って半分に切ってもらい、防水パンをまたぐ形で角材の上に洗濯機を載せて据え付け、そのまま1年ちょっと使っていたんですが、これだと洗濯中に足が角材から落ちて洗濯機が傾き、ガタガタと大きな音を立てたり、ひどいときにはエラーを起こして止まってしまったりします。そこで、きちんと置き台を作ることにしたわけです。
「置き台」とは言っても、角材2本の間に板を2枚渡しただけのもの。家の片隅に転がっていた板をのこぎりで寸法に切って、釘で打ち付ければ出来上がりです。たったこれだけのものなんですが、洗濯機の安定感はずいぶん増しました。激しい脱水や乾燥の回転でも落ちずに済みそうです…まあ、しばらく使ってみないとわからないんですが。
今回の洗濯機の置き台のように、休日を利用して自分で木工作業を行うことを指して「日曜大工」と言いますね。英語でも、そのものズバリの”Sunday carpenter”や”weekend carpenter”という言い回しがちゃんとあるようです…というより、これを日本で直訳したのでしょうけど。
ちなみに、木工に限らず自分で工作して家で使うものを作ってしまおう!というのがDIY(Do It Yourself; 「自分でやれ」)ですね。日曜大工とほぼ同義語で使われていることが多いようです。
今回は、既製品に該当するものが存在しないので自分で作るしかない…ということになったわけですが、世の中には家具や住居設備、さらには家そのものまで、自分で作ることを趣味にしている方々もいます。私自身、モノを作ること自体は「嫌いではない」どころか大好きで、過去にもラジコンカーのパーツなどを自作したことがあります(パソコンの自作もDIYと言えないこともありません)が、生活を支える大事なものは、できることならプロにお任せしたいところです。自分で作ったものには、精度や信頼性にちょっと自信が持てませんからね。
妻の紫緒は、よくカントリー風のインテリアが載った本を読んでいますが、このなかにはDIYの作例が数多く登場します。皆さん綺麗でしかも味のある仕上がりです。これを見た紫緒から「うちでも作れないかな?」と言われることがあります。
「できないことはないよ」とは答えるわけですが、正直なところ本の中のような出来映えが実現できるか?となると難しそうです。まずは道具からしっかりしたものを揃えなくてはなりません。「材料代だけしかかからないから安価」というイメージがありますが、個人用に小ロットで購入すると意外に高く付くこともあります。
一方で、「自分で作ったんだ」という満足感も理解できるんですよね。あとは「自分でやったんだからこの程度でも仕方ないか」という妥協とのバランスなのかも知れません。自分で家を建てるとき(いつになるやらわかりませんが)にはどのくらい日曜大工をするのか…やってみたい気持ちはありますが、ちょっと迷うところです。
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